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小説の公開についてと、『ダイヤモンドより無価値なわたしは』の長編verを近々公開します。

こんばんは。
今まで非公開にしていた小説を公開し直しました。下記一覧になります(順不同)。

『もう一度だけ話せたら本当のことを言ってほしい(長編)』
『二番目の彼女(短編)』
『克樹を好きになりたかった(短編)』

何で今? と思ってくれた方がいるかもしれませんが、今までなにかのコンテストで落選したり、公開したものの思ったほど読まれなかったり(というと読んでくださった方に本当に失礼で過去の自分を百発殴っているところです)した小説は、ある程度期間が経過したら何の前触れもなく非公開にする、ということを行ってきました。

小説の公開、非公開のスタンスは作者の自由なので人それぞれでいいと思っているのですが、今回カクヨムにアクセスできなくなったり、私生活でも大きく変化があったりしたことをきっかけに、「わたしはとてももったいないことをしている」と思い直しました。

わたしが落選したり読まれなかったりした小説を非公開にしていた理由はただ一つです。
「恥ずかしいから」です。
この小説、あのコンテストで落選したやつだよねと思われたら、恥ずかしい。
あの人の小説、あんまり面白くないよねと思われたら、恥ずかしい。

そう思って、せっかく書き上げた小説をいくつも非公開にしてきました。今思うとその考えこそが恥ずかしいです。

考えを改めたきっかけは色々とあるのですが、尊敬している作家さんたちの多くが電子書籍で自分の小説を自費出版されていたり、公募の結果がどうであれWEBへの掲載・連載をプロになった後もずっと続けられていたりすることに、「ちゃんと」気が付いたから、というのが大きな理由です。

今までも知ってはいたものの、深くその事柄について見つめる、考える、気づくということをしていなかったように思います。
そんなに深く考えることでもわざわざ気づくことでもないのかもしれませんが、わたしの心の根っこの部分に「自分が書いた小説を読んでほしいけど読んでほしくない。なぜなら恥ずかしいから」というややこしい承認欲求と羞恥心があったから、向き合うのを避けていたんだと思います。
この気持ちは日頃から自分の色んな挙動に現れていると思っていて、結婚もしたしそろそろ変えよっか、潔く「めっちゃたくさんの人に読んでほしいです!そこのあなたもそこのあなたもわたしの小説を読んで!できれば楽しんで!」と言える作者になろっか、と思いました。

こんな風に思い直すことができたのも、今までわたしとかかわってくださった方、小説を読んでくれた方、感想を言ってくれた方、みなさんのおかげです。
個人的に公募用の原稿の下読みをしていただいている作家さんたちが、一度たりともわたしが書いたものを無下にしないでいてくれたおかげもあります。
いつも本当にありがとうございます。

思い直したのなら行動で表さなければ、ということで、まずは非公開にしていた小説を公開し直します。それでもひとつだけごめんなさい、さすがに恥ずかしすぎて公開できない小説があったんですが、それだけはもう目をつぶってください。

公開し直す作業をしながら、改めていただいたコメントに目を通させていただきました。
本当にありがたくって、自分の小説を読んでくれた人が確かにいることに震えました。それから、こんな素晴らしいコメントや感想を非公開にしていた自分を恥じました。みなさんの代わりに百発ぶん殴っておきました。足りなかったら追加で殴っておきます。

それからもう一つ、ずっとやりたかったことの一つである、『ダイヤモンドより無価値なわたしは』を長編に直すということをやろうと思います。

ちょっとこれも、経緯を話すと長くなるのですが、端的に言うと「今見ると描写がとてつもなく粗い、どうにかしたい」「どう考えても書きたいことが短編で収まらない」になります。

せっかくなので公募へ出したい気持ちもあり、出してからカクヨムへ移すことになるかもしれません。今応募を考えている公募がWEBサイト上で行われるものなので、別サイトで公開しましたらXで応募したよーと言うと思います。興味のある方は是非読んでください!
いずれにしても、最終的にはカクヨムでも公開します。
短編verも残しておくので、短いほうがいい方はそちらで、長いほうが好きな方はお付き合いいただけたら……じゃない、是が非でも読んでいただけたら本当に嬉しいです! なんなら短いほうがいい方も長いほうも読んでください。

だいぶ支離滅裂な文章になっている気がしますが、とりあえずの決意表明と簡単な近況報告ということでお許しいただければと思います。

これからもたくさん書いて、たくさん読んでいきます。
それでは、近いうちにまた。


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