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ゆうさんとのやり取り用 Part.4

part.4 いつもありがとうございます

14件のコメント

  • こんにちは。
    追加でノートをご用意いただきありがとうございます。

    改稿された部分を読みました。
    イニサの気持ちがきちんと伝わるようになったので、スライムが哀れだ、と思える状態になります。一所懸命イニサを育てたのに、と。

    第2話の情景描写はまだ難があるかなと。

    「特徴的な柱が目を引く建物が連なる西洋風の町並み」

    特徴的な柱、ではどんな特徴があるのか分からないので、例えば。

    「コリント式」コーニス(軒)豊富な装飾。キャピタル(柱頭)アカンサスの葉をデザイン化、または蓮の花と蔓。シャフト(柱身)縦溝。
    「イオニア式」コーニス、単純な装飾。キャピタル、薄いアバクス(正方形の板)の下に両渦巻模様。シャフト、縦溝。
    「トスカナ式」コーニス、単純な装飾。キャピタル、浅い鉢型の上にアバクス。シャフト、縦溝無し。

    上の例はローマやギリシャ神殿で見られる柱の様式です。

    また神殿における円柱の様態には「デタッチド・コラム(建造物構造壁前の独立柱)」「ハーフコラム(建造物構造壁に付けられる半円型の装飾柱)」「ピラスター(建造物構造壁に貼り付けた板状の装飾)」などがあります。

    これら装飾柱は現代でも様々な建築物に利用されています。
    国会議事堂の正面口に円柱が4本ありますね。また迎賓館にも二本セットの柱が並んで居ます。
    特徴的は漠然とし過ぎるので、パルテノン神殿にあるような、とか、サンピエトロ大聖堂にある柱、など具体的に示した方が良いです。
    「天に届きそうな巨大な円柱」や「人を模した柱」「蔓が絡んだような装飾の円柱」などでも良いでしょう。

    西洋風もまた同じで、例えばイギリス、フランス、ドイツでも様式が異なります。また北欧に行くとそれとは違う様式になるので、これもまた面倒ですが具体的にハーフティンバー様式(ドイツやイギリスなど)、チューダー様式(イギリス)などと具体的に示した方が良いです。
    もっと単純で良いならば「赤煉瓦造りの家々が立ち並ぶ」「黄土色の石造りの家々」「白い漆喰壁にオレンジ色の屋根がある家々」でも良いでしょう。

    なぜこんな面倒臭い事を、と言えば、具体的にイメージできると深く物語の世界に嵌れるからです。
    適当に欧風デザインなんて言われても、どんな? となりイメージし辛い訳で、そうなると結局ブルーバックの前で演技する演者を見る事になるのです。

    情景描写は世界観の一部ですので、上手に描いて行くようにすると良いです。
    特にシーンが変わった際にはきちんと入れ込むようにしましょう。
    読んでいても情景描写の不足を常に感じますので。
    登場人物の「誰が今どこでどんな場所で何をしているのか」全てが繋がるよう描写する事で、読む側がストレスなく没頭できるようになります。

    「身の回りの道具を使うのに必要なエネルギー~活用されていることを」
    は一つの世界観を示しているので良いと思います。

    自らがきちんとイメージして行く必要があり、大変だとは思いますが試行錯誤して、よりよい表現を目指してみてください。

    以上、また後日いろいろ重箱の隅を突きに来ます。
  • 申し訳ありません。返信は必ずします。仕事で色々合って小説をいじる時間がありません。
  • いつもありがとうございます。
    今回は折角時間を割いてアドバイスを頂いたのに返答が遅くなって大変申し訳ありませんでした。

    >第2話の情景描写はまだ難があるかなと。

    そうここなんです。色々と考えを巡らせました。◯◯様式の……〇〇の素材など実は私の知識不足であまり詳しくないせいで作戦を練っておりました。

    ゆうさんに指摘されて『グリークリバイバル様式』を採用しようと思って色々と考えたのですが、どう表現しようか迷い「柱が特徴的な」しか思い浮かびませんでした。
    ここで留めた理由として、私が普通に書いたら「◯◯様式の」に素材などを付け加えて書いてしまいそうなので。

    それで、今回ゆうさんのアドバイスを見て、「アテナの古代神殿のような柱が特徴的な建物が……」とか思いついたのですが、もう少し考えないとならないなぁと思っている次第です。

    情景描写も書き方一つで相手にイメージしてもらえる風景がぜんぜん違う。ただなんとなく人が動いているのか、背景があって人が動いているのか、はたまた世界の中で生きているのか。

    どうやって世界を動かすのか考えていくと楽しくなってきます。情景描写やシーンの切り替えごとに描写を差し込めるように色々と調整していきます。

    小説を書くのに広く深い知識が必要なのだと感じました。実は建築様式まで考えたことはありませんでした。
  • すいません書き忘れました。
    ファンタジー小説、世界観が現代と全く違う中で描写の仕方で

    例えば、言いたいことが少しでも伝わるように少し極端目に書きますが

     うさぎのようにピョンピョン跳ねる
     カラスのような黒く艶のある壁

     というのはアリなのかなと思うのです。ただ気になるのが

     国会議事堂のように立派な建物
     ネッシーのように湖畔から首を覗かせている生き物

     のように、固有名詞に近いようなもので描写イメージを入れるのは違和感があるのかなと私は思っているのですが、読む人は案外気にならないものなのかなぁ思いました。

     きっとゆうさんのようにその特徴を捉えて伝わるように書けるのが一番だとは思うのですが、今の私に直ぐそこまではできないと思うのでご意見をお聞きしたかったです。









     


  • こんにちは。
    近況ノートの返信は数日程度遅れても気にしません。
    時間に余裕がある時にきちんと返して頂ければ、と思います。

    建築物の描写に関して。
    写真を見ながら思いついた事をまず言葉にしてみましょう。

    例えばグリークリバイバルの場合。

    神殿にあるが如く縦に幾つもの溝の掘られた白い石柱。軒に接した部分には蔦を模した装飾が施され、陽光に照らされ美しく均等に並ぶ。
    白亜の壁と相まって荘厳さを感じさせる作りだ。
    窓は小さく時折カーテンが揺らぐさまも見て取れた。

    などのように頭で思い浮かべながらではなく、写真を参考に見ながら言葉を組み立てて行けば、しっかり描いて行けると思います。

    あとは見ている時の距離感も考慮すれば、どの位置から何を見ているか伝わるようになります。

    遠方には軒から伸びた石柱が陽光に照らされ輝く。複数均等に並び白亜の壁ともども荘厳さを感じさせる建物が、次々視界に入っては消えていく。

    細かい装飾部分を省き、大雑把な雰囲気を伝えると、遠目に見ているのかと分かると思います。
    ついでに移動している事も示せば、時間経過も示せて良いでしょう。

    まず、考えるより見た印象を言葉にしてみてください。
    出せるだけ出したら、その中から必要に応じて言葉を組めば、苦労する事なく描写が出来るようになりますので。

    例えば、街中の描写の場合。

    街に入ると広い石畳の通りを挟み、密集するように中層建築の白亜の建物が並び、そのどれも重厚感がある。
    建物を支える感じではない白い飾り柱。規則正しく並び軒下には日陰が出来て薄暗い。その奥には出入口であろう扉が見え、その脇には小窓が並んでいる。
    時折、看板も見えてそこには文字や絵が描かれていた。
    一ヵ所、そばに寄ってみると「アイテムショップ猫の手」と書かれている。
    どうやら魔術アイテムを扱う店のようだ。

    と言った感じです。
    簡素化しても良いですし、もう少し人を足した描写をしても良いです。
    その辺の加減は作品の雰囲気に合わせれば良いので。
    因みに「中層建築」とした場合は3~5階建てが基準となります。
    それ以上の場合は高層建築、2階以下の場合は低層建築、1階のみは平屋ですね。

    「ぴょんぴょん跳ねる」や「カラスのような」と言った表現をする場合は、文体全部をそれら表現で統一した方が良いです。
    一方で「上下に素早く跳ねる」や「漆黒の壁」としているのに、擬音語混じりの表現が随所に出たりすると、文体の統一感が損なわれるので。

    固有名詞は必ずしも使う必要はありません。
    ファンタジーでは転生や転移などのケースもあり、主人公は元の世界で見たものを基準に考える、であれば、固有名詞を出した方が分かり易い、その程度の話です。

    表現や描写は作品の雰囲気を壊さない、世界を構築する要素でもあります。
    全体の雰囲気を考えて最適な表現を目指して頂ければと思います。

    以上、今回はこの辺で。
    考えてみて答えが出ない場合は遠慮なく質問してください。
  • こんばんは。

    ゆうさんの建物の描写を読ませて雰囲気のイメージしやすさを感じ取りました。

    実際に、主人公が住んでいる建物をモチーフにしている写真を見て実際に考えて見たのですがうまく思い浮かばない状況です。

    ……白い建物……石造りの煙突……難しいです。ゆうさんの描写を参考に……なんとか書き綴って見ると、

    ヨーロピアンスタイルの白い建物、玄関の軒は深く美しい円柱で支えられ、奥には石造りの立派な煙突から沸き出した白煙が風に吹かれそよいでいる。
    板目調の真っ白な外壁が整然と並び、グレーに塗られた三角形の屋根が青空をバックに映えている。出窓からは観葉植物が顔をのぞかせていた。

    そう考えると背景をイメージとしていかに上手く伝えられるか。とてもむずかしいことだということが理解できました。素晴らしい描写は間違えなく相手にとって創造を掻き立てると思うので、語彙を増やして書く練習をしていく必要がありそうです。

    本当に文字に落とし込むのが難しい。小説のテーマを出されて何もアイデアが浮かばず、ただパソコンの前で固まっている気分に等しい状況。

    円に正方形を付けた形のリビング、円の中央にはランプ型の照明が吊り下がり、薄い緑色の二人がけソファーが壁に沿って円卓を囲むように4台並ぶ。……リビングの写真を参考に書いてみましたがやっぱり思考が止まってしまいます。これは本を読んで参考にして言葉を学び、ゆうさんのように一つの形として作れないとなりませんね。私の場合は見たママをただ羅列しているだけになっています。

    この辺りはかなり色々と考えないとならなそうです。

    いつもありがとうございます。
  • こんばんは。
    情景描写に関して少し。

    上手く描写できない理由のひとつは、カメラワークとして意識出来ていないからだと思います。
    例えば、まず最初にどこにフォーカスするか、そして次に何を映し出すのか、それらを順番に考えて行き、効果的な描き方を考えるので。

    街であれば、まず石畳、そして特徴のある柱、日差しによる陰影、出入口、窓、と言ったように、カメラで見る光景を順に考える訳です。
    これが人であれば、まず顔、髪、上半身、下半身と言った感じでしょうか。
    このカメラワークを意識して撮影するが如く、描写をして行く事で徐々に上手く描けるようになるはずです。

    室内であれば、まずどこを見て次にどこにフォーカスするか。
    パッと部屋に入った時に視線がどこに置かれたか、これを意識すると良いです。
    扉を開けて正面に窓が見えれば、まず窓を、その次に室内にある家具、そして部屋の内装を見るのか、それとも家具の前に内装を見るのか。
    天井は殆どの場合最後に見る事になると思います。
    照明器具などの描写はラストに、家具を見ると小物類にも目が行くので、それらを描写するなど。

    物語の紡ぎ手である作者は映画やドラマの監督と同じです。
    何を映し出し何を省くか、考えながら最も効果的な映像を得ようとするので。
    当然ですが、省く事も考えないと冗長になるので、注意が必要です。

    いろいろ悩んでしまっているようですが、根幹であるストーリー自体は面白いと思うので、もう少し肩の力を抜いて、こう描いたら面白そうだ、などと思いながら紡ぐと良いと思います。

    以上、かなり頭を抱えているようなので、あまり小難しく考えない方が良いでしょう。
  • こんにちは。
    上の補足です。

    カメラワークとしていますが、その際に最も大切な事は「何を一番見せたいのか」です。
    小説の場合は何を強調したいのかになりますが。

    家の描写をする際に門戸、塀、壁、屋根、窓、玄関などなど。
    室内の場合、壁、天井、床、家具、装飾品などなど。
    街の場合、道路、立ち並ぶ家々、人、軒に連なる市場、中心部のモニュメントなどなど。
    最も描写したい物を中心に据え、そこで一旦フォーカスやパンが止まる。そのような描写を心掛けて頂ければと思います。
    フォーカスやパンが止まる、と言う事はそのシーンは他より細かい描写になります。

    雑踏の中を歩く登場人物に遠方からフォーカスさせると、影から徐々に姿が判別可能になるなど。
    また、雑踏を描写しパンすると主人公で止まるなども。

    こうした事を意識して風景なり状況の描写をすると、読む側も分かり易く思い浮かべ易くなります。

    本来三人称はそれら描写の為にあるようなものです。
    それを最大限活かせるように出来れば、読み応えも出て入り込み易くなるでしょう。

    三人称はボキャブラリーの豊富さがものを言うので、やはり多くの書籍を読み蓄積するのが良いのですが。
    辞書だと良い使い方まで解説していないので、やはり書籍が一番かなと。

    一人称は作者のボキャブラリー次第ですので、言葉を知らなくてもなんとかります。
    ただし、作者より優れた人物像は描けません。
    作者のレベルがそのまま反映されるので、優秀な人物を描く際には、自身もまた勉強しなければならないので。

    以上、補足でした。
  • こんばんは。

    カメラワーク! そのとおりだと思います。何かひとつ掴めたような気がします。

    最初のフォーカスからメインに行くまでどのような動きをするのか……動画を作っていると意識するのですが小説では情景しか意識しておらずカメラワークという意識を知れたのがものすごく良かったです。

    最近筆が止まり気味でストーリーが思ったとおりに進まなくなっている私がいます。書きたいと思っているのですがなぜか……。前もあったのですがいつのまにか書きたいと思うようになるので今はじっと我慢しています。
    多分、カクヨムコンの短編を書いているからかと思います。意識がフラフラとメイン小説から離れちゃうんですよ。多分私は不器用なのでしょう。

    関係ない話でごめんなさい。


    このカメラワークを意識して色々とここ何日か考えながら生活していたのですが、これを活かすためにはプロットの重要性をひしひしと感じています。
    小説は生き物なのだから、恣意的にその時の主人公の気持になってストーリーを紡ぐのが良いと思っていたのですが、ひとりよがりだったんだなぁって。かといっていきなりプロットなんて作れるはずがないので、今のやりかたでカメラワークを意識して短編でプロットを練習していければ、当初の目標通り★100が狙えるかなと思っています。

    そのためにはボキャブラリーの豊富さですよね。これってどうやって磨くのが近道なのでしょう。人の小説を読むのが良いのか……、描写辞典みたいのがあるのか……。

    何か大きな壁に差し掛かっているような気がします。この壁を乗り越えればゆうさんの足元位には近づけると思って頑張りすぎないていどに色々と試してみたいと思います。

    何か、関係ない話、相談に乗ってもらっているようで申し訳ありません。

    本当にありがとうございます!
  • こんばんは。
    かなり間が空きましたが、その後、進展具合は如何でしょうか?
    KAC参加作品の創作もあり忙しかったとは思いますが。

    他の作品を仕上げている間、元々手掛けていたものに集中できない。これは私も同じです。
    ひとつの小説を手掛けている間は、それのみに集中しないと世界観が壊れるので、連載はほぼ常にひとつだけとしていますから。特にキャラが壊れます。
    ですので代わりに徹底的に集中します。
    元よりプロットも設定も無い状態で書いていくから、と言うのもあるでしょう。

    以下はボツになっている私の小説の第1話です。
    丁度三人称なので少しは参考になるかもしれません。
    ジャンルはラブコメですが、ファンタジー入ってますし性描写も少し。
    下書き共有ですが。

    https://kakuyomu.jp/shared_drafts/RCvxdxLo5uR5YmXg6xplBXtzdA0IzfnP

    設定もプロットもありませんが、このくらいの描写にはなります。
    これが良い描写かと言われれば、ボツにしたので良いとは言えないかもしれませんが。

    どのように風景が見えるか分かりませんが、あまり三人称が得意では無いので、こんな程度になります。
    もうひとつ。
    異世界ファンタジーですが、アンチテンプレ。
    同じく下書き共有です。

    https://kakuyomu.jp/shared_drafts/0Iyxrgy41SK5Js7BtYvvMoo0I7Fwr8bI

    こちらは過去作のリライトですが、公開する気が無いのでやっぱりボツです。
    確か彩羽さんは1話読んでいると思います。あれが私の最初期のものです。
    今読むと小説の書き方を知る事なく勢いだけで書き上げたので、かなり恥ずかしいですが。それでも公開中になっていて、そろそろ削除しようかなどと思ったりも。
    リライト後の文章との違いはあるかと思います。

    なんでこんなものを、と言えば短編の幾つか読ませて頂きました。
    一人称なのか、三人称なのか、かなり曖昧だったのでもう少し勉強した方が良いかなと感じたので、拙いながらも参考にと差し出がましい真似をしました。

    因みに文章が安定していたのは「大切でありふれた日常の1日」でした。
    一人称の方が向いていると感じます。
    三人称はフラフラしていて、少々厳しいなと。

    さて、語彙の豊富さを得るためには、やはり読書が一番でしょう。
    実際に言葉を操っている状態のもので学ぶと、どう使うのが効果的かも理解出来ます。
    古い文豪の作品でなくとも、東野圭吾氏の作品や村上春樹氏の作品でも良いです。
    どちらも売れっ子ですし、日本の頂点に居ますから大いに参考になるかと。

    以上、やっと手隙になって来たので、お節介に訪れました。
  • こんばんは。 いつもありがとうございます。

    今はゆうさんに見てもらっている小説を非公開にして校正をかけています。
    何が良くて何が悪いのか。キッチリボーダーを引いたほうが良いのか、先ずは自分の書きやすようにやるのか。

    実際に三人称を書いてみて私には力不足を感じ、「彩の魔女が死んだ」が余りにもちゃちく見えてしまって書き進められない状態です。
    一人称視点で書きたい、でも風景や情景描写も入れたい。でも小説は書きたいし★も欲しいと欲張り状態です。

    ただ、何もしないで悩んでも仕方がないので、以前書いた小説を改稿したらどんな小説に生まれ変わるのだろうと書き進めています。
    とりあえず一人称だけど描写を入れて心を落ち着かせながら……でも、カメラワークや感情、風景や匂いなんかも感じ取ってもらえたらいいなぁという意識をもってただ書くだけにならないように身になることも入れてやっています。

    実際、ゆうさんに色々なことを教えられて、分厚い一皮を剥くチャンスだと思って今はあがいています。この壁を越えた先に何が見えるのかを楽しみにしつつ。

    ゆうさんに送ってもらったURLの小説。やはり読みやすいのが1番の感想、最初の『悪魔な……』は用語が難しくて調べながらになってしまいましたが……するすると言葉を読み進め、適切な語彙によって深みも感じる。語彙力の多さに憧れますが、適切に使ってこそ生きるものだと実感。
    レベルが違いすぎて愕然としています。本当にこんな風に書けるようになるのかなぁと自信喪失状態ですが、最初はゆうさんも私と同レベルのときがあったと信じて登っていくだけです。

    それと短編を読んでいただきありがとうございます。「三人称で書けば描写も自由、どんな場面でも好きなように書けていいかも」と思ったのは懐かしい思い出です。何よりも距離感、ストーリーも他人事のように思えて面白さが自分でも分からない状態。それでもなんとかと書き進めていましたが途中で心が折れました。

    ゆうさんも仰るとおり私に三人称はまだまだ実力的に厳しいのでしょう。他人事の世界に読み手がどう入り込んでもらうのか。そのためにはやはり言葉の使い方とカメラワーク。一気に必要なことを入れようとしても無理なので、言葉とカメラを意識してあとは好きなように書く。ここから初めています。

    時間を割いてゆうさんに大きなアドバイスをいただけたので、★100を目標にこれからも足掻き続けます!
  • こんにちは。

    >一人称視点で書きたい、でも風景や情景描写も入れたい。

    ある程度は入れられます。
    現在連載中の小説で一カ月以上先に公開されるものですが、参考になるかと思うので。


     マンションに着いた。綾美を呼び出すか、それとも解錠して玄関先まで行くか。と思っていたら管理人が勝手に解錠しやがった。勝手に開くドアを抜けてエレベーターホールへ。
     上の階から降りて来るエレベーター。目の前で開き迎え入れる準備が出来てるようだ。已む無く乗り込み部屋のある階ボタンを押す。するすると閉じる扉。ふわっと上がる感覚と共に温い風が吹き抜け、目的の階に到着し扉が開く。

     帰って来たけど部屋に入りたくねえ。
     玄関前に立つこと暫し。意を決して鍵を差し込み回転させ、ドアを少しずつ引くとパタパタと音がする。そして目が合った。


    一人称でもこの程度の描写は可能です。
    語り部が誰なのか、そこを意識して描く事で三人称に近い描写も出来ます。
    ただし、あまり多く入れてしまうと読む側が面倒臭くなるので、ここぞの場所に入れ込むようにすると良いでしょう。

    さて、上達するか否かですが、石の上にも三年。
    日々書き続けて行く事で二年目くらいから変化が出ると思います。
    もちろん、どう表現するかを常に考えながら、ですが。
    私も最初の頃は碌に書き方を知らずに、適当に書き殴っていましたが、今はそれらの積み重ねで多少でも「読める」文章になったと思ってます。

    それと、しっかりした文章を読む事も大事です。
    カクヨム内にある作品でも良いので。
    ファンタジーやラブコメは雑文が多くあまり参考になりませんが、歴史や現代ドラマのまともなテーマのものであれば、良いお手本になりますよ。
    作品集で紹介しているものの中には、見事な描写をしているものも多いので。

    優れたアイデアがあっても文章で躓くのは勿体ないです。
    表現力を磨いて楽しませる作品作りを目指してください。
    努力は報われるものですから。

    以上、またお節介に訪れると思います。
  • いつもありがとうございます。

    一人称で書く場合に書ける描写としては、自分自身が目にしたもの感じたもの接したもの。それがあれば意識下か無意識化は問わないという解釈で良いでしょうか。

    例えば、私はいまPCに向かって文字を打っています。ゆうさんの文字を読んで感覚に意識をもって浮かんだのが「肌寒い」。

    これを意識する前でも、
     私はパソコンで文字を打っている。明朝の7時はまだ肌寒い。
    的な感じで無意識化にある5感に触れているものであれうば1人称の描写として成り立つということで理解しました。

    今度1人称でそんな感覚を交えた短編を書いてみます。どんな評価がつくかは2の次としてどんな表現ができるのか。

    あまり本を読むことをしてこなかったので、ゆうさんの作品紹介や有名な作家の小説に良いキッカケだと思って読んでみることにします。

    実は今までキチンと読んだことが無なかった作品、「吾輩は猫である」がamazonで無料だったので読み始めました。

    実際に書いていて難しいのがカメラワーク、ドラマと小説では違うのでしょう。まだ小説におけるカメラワークというものを掴んでいないのでそんなことを考えながら書いています。そんな状況にまた楽しさが見えてきました。

    色々なことを学ぶことが出来ました。ありがとうございます。
  • こんにちは。

    一人称に於いては例えば主人公が感じ取ったものであれば、意識下にあるものであれば描けます。
    たぶん「ふわっと上がる感覚と共に温い風が吹き抜け」で、意識下、無意識下でもと、そう思ったのでは無いでしょうか?

    無意識の状態では感じ取れませんので、その描写があること自体がおかしくなります。
    例えば寝ている最中に部屋の中を虫が這いずっていても気付けません。
    それを書いたら、その視点の主は誰だ? になってしまいます。

    感覚的なもので寒い、暖かい、温い、冷たいなどはそれを感じ取れた、であればもちろん描けます。
    これまた例えば寝ている時、肌寒さから目が覚める、とした場合は、きちんと感覚として意識したからになります。

    これが無意識に貧乏ゆすりをしていた、となると、無意識下の行動なので本人は気付けていません。
    誰の視点? になってしまうので、この場合は第三者が指摘するしかありません。
    人の癖、というのは意識しない行動が大半なので、それを主人公が感じ取った時点で意識下の行動になります。
    その場合は「あ、貧乏ゆすりしてた」となります。

    よくあるのが「泣いていた」とする描写です。
    泣くこと自体はあっても、例えば涙が零れている場合、気付いているのか、自然に溢れてしまったのか、で違ってきます。
    自然に溢れ返る涙を「涙が自然に溢れてきた」などとはなりません。
    自然なのですから無意識下に溢れ返るものです。
    ですので、泣いている自覚がある場合は「泣けてきた」などのように表現します。
    決して「自然に」と入れてはいけません。

    「吾輩は猫である」は読み易くて理解し易い作品です。
    今どきの自称文学者のような難解な言葉を使わず、誰にでも親しみ易い表現で、猫の視点を通して人を面白おかしく描いていると言えます。
    ラストはちょっとあれですが。

    カメラワークは見せたいものと、そうでないものを切り分ければ良いだけです。
    見せたいものは自然とクローズアップしますし、パンも止めるでしょう。
    流し見程度であれば当然ですが、軽く流せばよいので。
    あまり難しく考えなくとも大丈夫です。

    また、何か質問や疑問があれば遠慮なくどうぞ。
    以上です。
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