ネタバレ防止にゆるゆると、最初は日常の話を入れていく。
積読を整理したこと、好きな器を見つけたこと、好きな服を見つけたこと、風の冷たさが心地良いこと、布団のあたたかさに幸せを噛みしめていること。
さて、ここからは宝石の国の感想を書いていこうと思います。Xで書こうとしたのだけど、ネタバレになりかねないのでこちらで。
その為、まだ読んでない方、ネタバレを見たくない方は引き返してください。
13巻。
本当に良かったです……。
今まで一番好きかもしれないです。
宝石も月人も消え去って、残された石だけの会話がとても好きです。
最初に言うと、宝石の国に推しはいないです。
物語そのものを楽しみたい、と買い始めた作品なので、推しがいたならまた感覚は違うのかもしれません。
13巻、ただひたすらに穏やかなのですよね。
なにもかもが穏やか。
というより私は12巻で「ああ、ハッピーエンドだなぁ。ようやく祈りが届いたのね」と思った人間なので、なにもかもなくなった後の13巻は本当に穏やかで好きでした。
宝石の国、彼らの容姿を整えていたのが先生だと知ってからのち、先生の優しさと、中途半端な優しさを知ってしまって、この人は本当の意味での先生ではなかったのだとほんの少し、がっかりしたことくらいかもしれません。
とはいえ、この方は役割を演じていただけで本当に最初から先生ではないのですよね。
それらを優しく包むような13巻は私にとって穏やかな物語でした。
むしろ後から出てきた子達が推しになってますね……。
石達かわいい。
最後にフォスが出るんですけど、消えていく瞬間の「先生」にこの子の願いは最初から最後まで「先生に褒められたい」だったのだなぁ、と思うとなんだかしんみりしてしまいました。
その後の終わりは本当に穏やかというか、石達が可愛いですね。何度も言います。かわいい。
13巻、私は特装版を買ったのですが、
詩集すごいですね……。私、これ、好きです。
装丁がすごすぎて、作者様のセンスに惚れ惚れとします。すごい。語彙力消えそうなくらいに素敵でした。
なので宝石の国を買う方には特装版含めておすすめしたいです。すごい。
これにて感想おしまいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。