• 異世界ファンタジー
  • 現代ドラマ

「認めたくないものだな。自分自身の、若さゆえの過ちというものを」

youtubeで、【この書き方絶対にやめろ!「特集・ガンダムに学ぶ脚本術」】という動画をたまたま見ることができました。
https://www.youtube.com/watch?v=J71i4K9_f38


その中で「物語は構造である」として「三幕構成」についてガンダムで例え、説明がありました。「起」「承」「転」「結」ばかり意識していた自分には、角度の違う見方に見えましたが、映画の脚本の世界では当たり前の構成であり企画段階で「三幕構成」でないものは弾かれる(wikipediaを参照したため、正確なことではないかもしれない)みたいです。
正直、こんなこと意識していなかったので、「ああ、全然ダメじゃん」とストーリー作りの基本がなっていないと思いました。

また、その他にもメインプロットとサブプロットの記述もあり、「そうだよな。こういう構造をしていた方が奥行きが出るものな」と、思った次第です。


1年前、初めて「カクヨム」に公開した作品は、
「作品C」←同時進行→「作品A」→20年後→「作品B」
という感じで、それぞれ独立しているが関係性がある感じで物語を作りました。
現在連載中の「学園を追放された上に婚約破棄されたガリ勉伯爵は、勢い任せで美少女奴隷を買う」では、この「作品A」を第一王子の立場、ストーリーとして取り込み、
主人公と第二王子(敵役)の対比であるメインシナリオと合わせ、

メインシナリオ   第1章前半→第1章後半→第2章
サブシナリオ          ↓→「作品A」→↑ 

という構造になりました。
ただ、全体として「三幕構成」では無いんですよね。
物語のツカミに当たる「set up」の部分は及第点だと思いますが、「水戸黄門形式」から抜け出せていません。
8万字作品なら「ACT ONE」を2万字、「ACT TWO」を4万字、「ACT THREE」を2万字、の構造を意識して作らないとダメだなと。


また、ラブコメでよくある「主人公が浮気をされて、彼女と別れることとなり、学年一の美少女とイイ感じになる」パターンも第1話で、
①主人公
②ヒロイン
③元カノ(敵対)
④浮気相手(敵対)
⑤主人公の友人orヒロインの姉妹
と登場人物と関連性を示しているので、「ああ、set upがきちんとされているのか」と、【追放】【異世界転生】【異世界転移】【悪役令嬢】などのテンプレも、「ACT ONE」のset upをうまく成立させているのだと実感しました。

うーん。奥が深いね。


(。´・ω・)ん? 最近の近況ノートをまとめた「創作論」を作ってくれだって?

いやいやいや。先人達の豊富な知恵が詰まっている書籍があるのに、自分の創作論なんか、とてもとても(ギャグの作り方なら、まあなんとか)

何はともあれ、今後短編作品も含め「三幕構成」を意識して書きたいと思います。



※ちなみに【水戸黄門形式(勝手に命名)】とは、
〔旅先で困っている人がいる。悪人を懲らしめ一件落着を1時間で完結する〕というのを参考に〔旅をしながら旅先でイベントが発生、1エピソード(または2エピソード)で完結を目指す〕形式です。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する