• 異世界ファンタジー

第45話 夜明けの憧憬 再会の約束 執筆メモ

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882746106/episodes/822139840260216387

グラン王国を出立することになった、レリュート達。
パーティーでセフィールに想いを打ち明けられたレリュートは、翌日にあの告白は無かったことにしてほしいと懇願される。

――レリュートの返答は如何に

 というわけで、レリュートはセフィールに対して誠実な対応をしました。
レリュートは、セフィールの気持ちが単なる「子供の戯言」ではなく、報われないと知りながらも心を寄せてくれた純粋な恋慕と憧憬であることを理解しており、彼は、彼女の勇気と優しさを無下にはできないと考えた結果、答えを先延ばしすることにしました。

 簡単に言うと、従妹の子から「私、お兄ちゃんと結婚する」と言われて「君がもう少し大きくなったら考えるよ」って伝えて誤魔化すやつです。

とはいえ、変にセフィールに期待を持たせないで「君の想いには応えることはできない」と答えて、恋を諦めさせる感じにするか、迷いました。

 レリュートがこの告白を単なる子供の戯れとして彼女の言う通り無かったことにしたり、想いには答えられないと誠実に対応したとしても、彼女の心は深く傷ついたでしょう。

 その場合、グラン王国の同盟の話に少し陰りが発生する可能性もあり主人公としての誠実な対応なのかなと思ってますがいかがでしょうか?

セフィールの告白の流れは、作者がなんとなく、サブヒロイン的な女の子も作ってもいいでないかな?とか安易に考えて、恋愛要素を強くしようと考えた結果、このシナリオが生まれました。

 最近の作品は、重婚OKとか、恋人がたくさんいるって感じの作品が多いですが、レリュートは複数のヒロインの間で揺れ動くタイプの主人公ではないので、設定上ではそれは難しいかなーと考えています。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する