にはは。
お部屋、あったかい?
ごはんはちゃんと食べた?
水分とって、手足、ふるふる動かして。
ときどきは立って、歩こうね。
さあ。
わたしはガチのアホだとなんどもなんども、繰り返しお伝えした。
そのことの証明をいま、示そう。
壱単位の人生における、あまた失敗の数々から、選りすぐり。
ちょっとでも、くす、ってなってもらえたら。
わたしは天井のシミとして、望外の生涯を得たこととなる。
年齢順、ね。
……。
母が、茶道の先生で。
小さい頃からお茶、いただいてた。
その日はなにかの集まりで。
母も、茶道の友人も、たぶん同席してた。
そこでもお茶が出て。
幼いながらに物知りを自負していたわたしは、くいと茶を飲み、つぶやいた。
「ああ、やっぱり粗茶がいちばん、美味しいねえ」
……粗茶でございます、って、出すじゃない、あれ……。
……。
友達と、川で遊んでいて。
みんな先に帰っちゃったんだよね。
で、もうすこし外にいたかったわたしは、川っぺりでずっと座ってた。
いざ帰ろうと思ったら、なにせ方向音痴に関しては天賦の才を有しているので。
家にたどり着いたの、午後七時くらい。
なんか、家のまわり、パトカーと消防車、いてさ。
家に入ったら、すごい泣かれて、すごい怒られた。
川の底とか、藪の中とか、捜索されてたみたいで。
……ほんとにほんとに、あの時は、申し訳ありませんでした……。
……。
中学生のとき、かな。
カレー、作ってました。
スパイスの効いた味が、生意気にも、好きで。
なんかで読んで、某、胃酸。ちょっとだけ入れるといいって。
どばっと入れた。たぶん半カップくらい。
カレー鍋から大量の泡。コンロもシンクも床もぜんぶ、カレー泡。
いちおう、残ったもので試食もしました。
全廃棄。
……。
一時期、鍵っ子でした。
鍵を忘れたときには二階によじ登り、窓から出入りしました。
通報されました。
ありがとうございました。
……。
社会人になりました。
電話をとります。新人ですからね。
と、さっそく電話が鳴ります。
あいにく早朝で、ほとんど誰もいません。
いるのは、アルバイトの子がひとり。
電話のお相手は、わたしに言いました。
だれか、上のひと、出して。
わたしは考えた。
上。
わたしよりは、アルバイトの子のほうが、会社の入り口に近い。
上というのは、たぶん、入り口のことだろう。
なので、アルバイトの子、出した。
いろいろあって、わたしは、その後しばらく電話を取らせてもらえなかった。
納得ゆかぬ。
……。
そろそろ、やめるか。
希望があれば続きを書こうぞ。
とりあえず、画像は、ねこじゃ。
みんなみんな、明日もまた、がんばろうの。