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今日は死ぬのに良い日だ

刺激的なタイトルですが、別に私に「キシネンリョ」つーやつがあるというワケではありません。ウツの一番ひどい時でもそんなこと思わなかったし。
ただ、つい先日ラジオでこの「今日は死ぬのに良い日だ」という言葉を聞きまして、そのとき考えたことを記録しておきたいと思ったのです。

知っているかたは知っていますが、これはもともとネイティブアメリカンの言い回しで、「自分の命なんかどうでもいい!あの敵をぶっ殺せ!今日は死ぬのに良い日だ!」という使いかたと、「このすばらしいネイチャーとひとつになるときが来たようだ……」という使い方があります。で、ラジオのチャラいMCさんはこの言葉を「覚悟を持って日々を過ごす」という意味に捉えてザユーのメイにしているそうなので、なるほどなあ、そういう解釈もあるよなあ、と思ったのです。そのかたがそういうふうにカッコよく生きているように見えるかどうかは別として。

もともと私はひとつの言葉に違う意味がある、どちらかというと正反対の意味が実在している、という状況が好きです。その想いは拙作「コトワザのワザ」でも語っております。

で、私はこの言葉について、現代日本人にとっては「もう死んでもいい!」という言葉に変換できると思っています。なぜなら、それは「私は死を越えた価値観を持っている」という、キビシイ現実世界への堂々たる宣言の意味を含んでいる、と感じられるからです。

「今日も君に『愛してる』って言えた。『今日は死ぬのに良い日だ』……」

「何言ってるの、私たちは健康で長生きするのよ、そう約束したでしょ。今日のお酒はそのへんにしときなさい。体重は計ったの?」

「はいすみませんハニー」

2件のコメント

  •  クリンゴン星人も、そう言っていたらしいですね。
  • コメントありがとうございます。
    貴方に長寿と繁栄を。
    🖖
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