それは昔、USJがオープンしたときのこと。
その頃の映画館には、USの広告付き(静止画)の米国洋画が上映されることがありました。年を経て米国に行く機会があり、米ディズニーランドを堪能した若かった私は、いつかUSにも行ってみたい、そう思うようになりました。
そして、USの誘致が発表されたとき、私は驚愕しました。
すぐに、陰キャの私としては似合わない行動でしたが、プレオープンのチケットを手に入れるべく、ファミマのキャンペーンに無理して(色々買い込んで)、申込みました。
私はこう思ったのです。
大阪、オーサカだってぇ!?
すぐにカネもうけの餌食になって、手間のかかる施設やイベントは省かれ、中も外も色々な費用がバカ高く、やがて入場費も高くなり、あっという間に修繕もされずボロボロになるに違いない。
大阪の人がすべてそんなふうだとは思わないけど、カネに汚いかたは全国にいくらでもいるけど、USJに関しては誠実な大阪人も恥に感じるような結果になる。そうなるに決まってる。
行くんなら、できるだけ早く行くしかない!
そう危惧したからです。
運良くペアチケットを入手した私は、妹を連れて(彼女はいなかったので)、当然まだ空いているUSJを堪能したのです。
その後のことは、皆様のご存じの通りです。USJは頑張りました。人気やブランドに胡坐をかくことなく、興味を引くイベントや施設のオープンを次々と実行したのです。
かつて、私は思いました(本当だよ!)。
大阪の人たち、ごめんなさい!
私が間違っていました。決めつけていました。侮っていました。
ありえないことを想像して、つまらない妄想を抱えていました。
偏見と差別に凝り固まっていました。
貴方がたは凄い。
私は掛値なく褒めたく思います!
本当にごめんなさい!
確かに、そう思った私でした。
そして大阪万博は……あれっ?