今日、仕事で運転中にとあるラジオ番組を聴いて、
思わず「ナイスプレイ!」と叫んでしまいました。
番組では最近「激安ニッポン」という本を書いたかたをリモートのゲストに呼び、
本の内容である「日本は今(海外から見て)、先進国としてはすべてが安くなっている。これを放置するのはよろしくない論」を話題にしたものでした。
そして、著者のかたが「この状況を改善するには物価を適正なものにして、給料をあげなければいけない」という意の発言をしたとたん、割り込むようにMCの若い男性が「でも日本では高い報酬をもらっているかたをよく思わないことがありますよね」という意の発言をしたのです。
いやぁ、この発言はナイスプレイです。私がこのMCの上司だったら、ボーナスをあげたくなってしまうかも知れません!
なぜこの発言が素晴らしいのか。それは、本当は給料を上げない企業が悪いのに、日本人すべての性格が悪いかのようにヘイトをすり替えているからです。この番組のスポンサーを、いや、企業無しでは成立しないラジオのシステムそのものを間接的に守ったからです。しかも割り込んで言ったのは、それを自覚的に発言したという証拠でもある訳です。
これは数年前にあった「日本人は1人1人が1日1個のおにぎりを捨てています」という食品ロスを訴えたCMに匹敵するグッドな発言です。貴方は本当にそんなに食べ物捨ててますか?捨ててないですよね?
このCMもまた、ホントは企業が莫大な食品ロスをしているのに、それを日本人すべての罪にすり替えているものでした。
いやあ、本当にこの発言はナイスプレイでしたね!
素晴らしい!