• 現代ファンタジー
  • SF

映画だ! 映画を出せ!(要は続編)

さて。
前回の映画オタクの件にコメントを寄せてくださった皆様、本当にありがとうございました(^^)

今回は、最近(ここ2,3年)観た中で『これはッ!!』と思ったものについて少々語ります(少々?)。

では早速。あ、順位づけは特にありません。


〇『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(2016)

『かつて心に深い傷を負った』配管工の男性と、『たった今深い傷を負っている』甥っ子の二人を中心に描くヒューマンドラマ。
淡々と物静かに進行するものの、突然キャラクターがキレたり、暴力衝動に駆られたり、泣き崩れてしまったりと、その『ギャップを感じさせない感情の発露』の描き込みが素晴らしい。
名優揃いでなければ決して撮れなかったであろう映画。

〇『ブレードランナー2049』(2017)

不調を来した人造人間・レプリを狩る警察外郭組織、通称ブレードランナー特捜班。彼らは『人間vsレプリ』の時代を終え、『警察官としてのレプリvsレプリ』として任務にあたっていた。そしてとある事件が、過去と未来を示唆する現実として、主人公のレプリ『K』へと迫っていく。
これは三十年ほど前の『ブレードランナー』の正当な続編であり、とんでもなく厄介な映画でもある。
『このシーンって必要なの?』『ここって意味なくない?』など思うところはあるものの、そこには鋭い緊張感と適度な弛緩が挟まれており、そういう場面なしでは映画にならないよな、と思わせる。
160分もあるし、上記のような意味不明シーンもあるので、簡単にお薦めはできないが、観ればあなたも歴史の目撃者! って感じはする。

〇『機動戦士ガンダム THE ORIGINⅤ 激突ルウム会戦』

ガンダムの主人公と言ったらアムロ・レイ。しかしこのシリーズは、彼の永遠のライバルたるシャア・アズナブルの過去を振り返る形で進行する。
シャア(本名:キャスバル)の父が暗殺されたことに始まり、地球外のコロニーに住む宇宙移民者と、地球に住む人々との確執が高まっていく。そして、地球民vs宇宙民の戦争に発展し……というお話。
最初(オリジンⅠ)とかは『ふざけてんのか?』と思ったが、ここまで事態が進展してくると嫌が応にも盛り上がる。緊張感も増してくるし。
これはいいシリーズだな。UCを超えてくれ。

はい。こんな感じです(^^;

7件のコメント

  • オリジンは初代ファンへの贈り物って感じでいいですよね。
    初代の頃は設定でしかわからなかったジオン側の都合が見れて。
    シャアが中々の夜神月でワロタ。ララァの取り巻きの殺し屋超悪人顔で瞬殺するし。こういうところなかったら、UCみたいに日朝にワンチャンあったか?

    最近の映画は。
    んーなんだろ。結構Amazonプライムで見てるんだけど。

    エベレストとか
    クリードかなぁ?

    クリードは吹替の方が台詞がかっこよくて。
    クライマックス、ロッキーのテーマが掛かる前の問答。

    「もう無理だ。なんで、そこまでする? 」
    「証明したい」
    「なにを⁉ 」
    「俺は……」
    「俺は、過ちじゃない……! 」
    中略
    「お前なら出来る! お前は……クリードだ! 」

    これには、参った。ゾクゾクやられましたよ。
  • >軒下瑞燕様

    なるほど、レンタル屋がないのはキツイですね……。
    無神経な物言いになってしまい、失礼いたしました。

    宇宙世紀は本当にいろいろありますからね、一種のブランドになってしまっているのかもしれません。

    UCの最終話は確かに妙ですね(^^;
    『何が正しいのか、主張するメッセージがあるのか』ということを『ニュータイプ』に任せる……。
    それじゃあ任せすぎやねん! というのが僕の思うところですね。

    いろんな意見があるorないことによって、メッセージって生まれると思うのですが、あまりに一方的ですよね……。
  • >ジョセフ武園様

    オリジンの週間化ですか(^^;
    メカをCGで描いているという点で、なかなか難しい気もしますが。

    ジオン兵にフォーカスしているとすれば、ポケ戦、0083、イグルーなどあるにはありますが、
    ここまで感慨深いのはあまり見られませんよね。やっぱり一年戦争は偉大……なのかな?

    『エベレスト』『クリード』はまだ観ていませんね……。プッシュできるお薦めポイントなどありましたら是非(^^)
  • おススメとしたら、これはおいらの感性になりますが
    映画にしても、漫画にしても、小説にしても。
    やはり「他者の人生」を観測出来る。そんな作品が好きで。
    それをするという事は人生を1~3時間で表現しなければいけません、と、すると、平々凡々な「日常」ではなく、その人の人生の最大の「分岐点」を作品の中核に置いてある事が前提になります。

    エベレストは90年代に実際に起こったエベレスト大量遭難死事故がモデルになっていますのでその日、エベレストに登った多くの人の「最期」に焦点が当てられています。
    必然、とても悲しく、恐ろしい後味となります。

    クリードは、ロッキーのライバルで伝説の世界王者「アポロ・クリード」の隠し子の話です。
    これは、父子の血の因果を表している様に見えますが
    その実は、YouTubeでしか、実の父親を見た事の無かったクリードが。
    それでも、父が頂点に立ったボクシングに足を踏み入れ
    隠し子という、世間から文字通り隠された自分の
    「伝説の王者」の血を引く者としての「存在」を世界に知らしめる為に命を賭けて戦う話です。

    何気にボクシング映像はプロの試合並に俳優さん達が頑張っているのも見物です。

    少年漫画の様な熱さを感じたいならクリード。
    人生の厳しさと、死を感じたいならエベレストって感じですか。

    因みに、この二本より当たり前ですが前述の殿堂入り10本の方がおすすめです。
  • >ジョセフ武園様

    解説ありがとうございます! そこまで聞いてしまうと『エベレスト』『クリード』の方が先に観たくなってしまいますね(笑)

    それはさておき。

    『人生の分岐点』という着眼点には『なるほど!』と思わされましたね。
    平凡な日常を描いていいのは……サザエさんくらい?(コラ

    その『日常』と『非日常』(なんか『現実対虚構』みたいだな)の境目を上手く描けるようになりたいです。
    日本で言えば本多猪四郎監督、洋画で言えばジェームズ・キャメロン監督みたいな。

    って、雲の上の人の話になってしまいますなあ(^^;
  • >軒下瑞燕様

    わたくしめも確認しました、ガンダムNT。

    ……まだやるんかい!
    しかも噂ですが、『閃光のハサウェイ』の企画もあるそうで。誰が監督やるんだろう……。富野さんは絶対やらないだろうし、なんとも。

    ナラティヴに関して。
    福井晴敏さんは、共同脚本の『キャプテン・ハーロック』が酷い出来だったので(映像はすげえ・笑)、まあ、期待せずに観に行くしかないでしょうか。

    【建前】みんなあー、頑張ってえー\(^o^)/
    【本音】誰かどうにかしてくれ……
  • >軒下瑞燕様

    https://matome.naver.jp/odai/2152421753518667301

    ……だそうですね。ナンテコッタイ。

    >ニュータイプから宇宙世紀を解放してあげてくれ

    ああ~、そういう考え方もありますよね。軒下さんのアイディアを拝読して、なるほど! と合点がいきました。

    閃光のハサウェイは、その後のUC2のための布石になる=ニュータイプの在り様の可能性が広げられる、と考えれば……。
    まあ、ピンチはチャンスとも言いますし(^^;

    大丈夫かなあ……(結局こうなる・笑
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する