📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。」
(「第4回一二三書房WEB小説大賞/コミカライズ賞(コミックポルカ)」受賞)
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https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346+++++
こういう物語(異世界魔法もの)を書いていると、魔法合戦的なバトルシーンが登場するので、魔法の見せ方をいろいろと考える。
魔法のイメージは作品それぞれで違うものですが……。
現代知識チートのパターンで、「水魔法で高圧水流を撃ち出し、岩をも切る」的な無双シーンがありますが……。
冷静に考えると無理がありそうです。
ウォーターカッターって、現実にはノズルから至近距離じゃないと切断力はない。
1メートルも離れたら、①水流は拡散するし、②空気抵抗で勢いが落ちるので、ただの「強めの放水」になるでしょう。
打撃技としては有効でしょうけどね。
「ファンタジー」だから、何でもありなんですけど。だったら、現代知識チートを持ちださなくても、いいんじゃないかなあと。
ついでに、「真空」というと「かまいたち」的なカッターがよく登場します。「真空切り」とか。でも、「真空が発生すると物体が切れる」ってどういう現象? 気圧差で破裂したり、爆縮したりというのはわからないでもないが。
そもそも真空が自在に作れるなら、敵の顔を覆ってやれば窒息して死ぬし……。😅
そんなこんなを気にする作者なので、「🍚🥢飯屋」の世界では、「生物はイドに覆われているので、その体内に魔術を発生させることができない」、「物質世界には距離の制約が存在するので、遠距離魔術は極めて困難」、「魔術によって発生させた現象は、その瞬間から自然法則の影響を受ける」など、設定上の縛りを入れて魔術に限界を持たせています。
そうしないと「何でもあり」になっちゃうので。
とはいえ、フィクションとはすべて「お約束」なので、その物語の世界観次第だと思います。
細かいことを言わずに、ストーリーを楽しめってことですね。😅