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更新しました。「飯屋のせがれ、魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」

https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346/episodes/16817330663436261197

📕「🍚🥢飯屋のせがれ、🧙‍♂️魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」
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第406話 ジュリアーノ殿下に献上させていただく。

「差し当たりお前にはステファノとドイルの供をしてもらおうか」
「アカデミーに入り込むということでございますか、旦那様?」

 アカデミーは王城でも要塞でもない。忍び込むだけであれば、マルチェルなら何とでもなる。
 しかし、それでは「供」にはならない。

「ギルモアの名を使わせてもらうさ」

 ネルソンはマルチェルをギルモア家の使いとしてアカデミーに送り込むつもりであった。

「ステファノ」

 ネルソンはステファノに顔を向けた。

「済まぬが、|護身具《タリスマン》を1つ|調《ととの》えてくれ」
「はい。土台はどうしましょう?」
「うむ。短剣を用意させる」

 短剣ならばタリスマンにうってつけの素材であった。

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