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https://kakuyomu.jp/works/16817330650717567440📕一部抜粋:
WO-2は左足をその場で思い切り踏み込むと、右足を頭の上まで振り上げた。テコンドーのネリョチャギ、踵落しの始動であった。
だが踵を振り下ろしたとしても、ぶつける相手がいない。一体何をしようというのか?
伸ばしたままの右足を振り下ろす代わりに、WO-2は胸に膝を着けたまま膝から踵までを水平に倒した。
右足のすねはロケットランチャーのように、真っ直ぐ魔人の胸に向けられていた。
「GrrwO!」
WO-2の意図に気付いて、魔人は急いで右手を前に伸ばした。
「へへ、余裕を見せすぎたな。|早撃ち《クイック・ドロー》はこっちの勝ちだ」
WO-2の|噴射装置《ブーツ》が特大の炎を噴き出した。その熱量はシブキの白熱流をはるかに超える。
巨大魔鳥の魔核をエネルギー源とするからこそ可能な規模であった。
真っ白な熱線が、火球を放つ隙さえ与えずに魔人の体を飲み込んだ。
……
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