吾が輩は麦茶を飲む。
吾が輩は携帯小説を書く。
吾が輩は物語る、新しく時を進んでいることに乗る寸前。
面倒くさいことは無い。只今。
只今。
彼女の仕草を眺めていくだけ。それを幸せと云ふ。
吾が輩は今日は食欲が無い。
うどんを食べる気分にならない。
焼きそばを食べる気分にならない。
シーチキンを食べる気分にならない。
今日はいつもの時間が無い。
テレビは繰り返さ無い。
然し僕たちは繰り返す。
やっぱり僕は彼女を見る。
季節が変わる。
僕が吾が輩に変わる。
然し岩城琴美。
時は進んでも、繰り返さ無い。
然し岩城琴美。
然し、岩城琴美。