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ヨムマラソンお疲れさまでした!

ヨムマラソンお疲れさまでした!
今月は、一年で最も一番繁忙期に当たる年度末の仕事(本業)に追われていた月でしたが、なんとか時間を見つけてヨムマラソンに参加してきました。

3月後半からはカクコン8の中間を通過した「エンタメ総合部門」作品の全218作品中(自分の作品を除く217作品)すべてに目を通しました。

実はカクコン開催期間中も自分が投稿している部門においては、チラチラ見ていた作品もあったのですが、ヨムマラソンに乗じて改めて振り返りまして、とてつもなくレベルの高い作品が投稿されていたんだなぁと感じます。

前回の近況ノートでも触れましたが、エンタメ総合は、「SF・ミステリー・歴史・時代・伝奇」を主とする作品を中心に応募が集中する部門かと存じますが、その枠に捉われないジャンルで応募している方々も非常に多かったです。

異世界ファンタジー・現代ファンタジー・恋愛・ラブコメなどの作品が、エンタメ総合にかなり投稿されている。異世界ファンタジーの殆どは異世界への転移転生ものが目立つところでしたが、実のところ、エンタメ総合部門の通過作品を目にした中では「歴史・時代・伝奇」のジャンルでも、八割強程は転移転生で書かれていた作品が圧倒的に多かったのが印象深かったです。

けれども過去の時代に転移転生して、歴史改変を行うお話がもの凄く多かった中、主人公は年を取らない特殊な状況で、時をやり過ごせば現代に帰れるかもという歴史小説も興味深かった。
過去に戻っても歴史改変を行わないパターンは珍しい。

他にも、序盤からマーベル作品のラストシーンを描くようなアクションシーンから始まるSF作品や、潜水艦内でウイルスに感染した乗組員事件と首相暗殺事件で盛り上がる現代ドラマなど。
さすがエンタメ総合部門。面白い作品が応募されていました。

ですが大賞候補見つけてしまいましたよ。私の中で、ですけど。
これこそ!と思うエンタメ総合部門の大賞に推せる作品は、「歴史・時代・伝奇」のジャンルで、応募・投稿されているスパイ小説。

「ネイビーカラード・モダンガール」

この作品、とんでもなくレベルが高い。
もちろんスパイ小説は、私の中ではトム・クランシーが最高峰なのですが(誰でもそこは譲れないところはあるだろうけど)スパイ小説には、フィクションとノンフィクションのバランスを取ることが恐らく絶対不可欠。

まぁ。四の五の言わずに検索して読んでみてほしい。

といったところで。私のヨムマラソンは、これにて閉幕。
予想が当たるかどうかは分かりませんが。

こうして自分が応募した部門の作品をさまざま読んでみて思うことは、きちんとした「構成」「キャラクター造形」「ストーリー」を極めるしかない。
ということですね。でもそれができるのは、簡単なようでいて難しい。

なぜなら、面白いものを探求・追及するには、できるだけ多くの他者作品を把握しているか、に掛かっていると思うから。周囲をまったく見ないで自分の書きたいものだけを書いても完成したときに、この世に同じものが既に生まれていたら、自身の書いたものは類似作品となる。この恐ろしさ。

そんなの追いきれない!と思うかもしれない。(そりゃそう)
しかも世界は広い。日本だけにフォーカスしても、結局世界まで広げると・・・
もう頭パンクしそうになりますね。

それでは改めまして、
ヨムマラソンお疲れさまでした。

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