アメコミ邦訳の大手、ヴィレッジブックスの事業終了に血の涙を流す小説家、習合異式です。
PIC SISTER!の23話まで更新してます。
23話は今作の仮面のヒーロー、ステインことヒオリが如何にヒーローになったかを描写するオリジン回です。
以前私は、
「ヒーローモノはイヤースリーが好きなんすよー」
と宣わっていましたが、
「でもイヤーワンやオリジンも好きだ! 全人類デアデビル:マンウィズアウトフィアーとバットマン:アースワンを読め!」
という思いも強くあるため、23話はかなり力が入ってます。
今までの自分の作品もアメコミへのオマージュが強いものでしたが、今回は本格的に『アメコミヒーローを元ネタにして活動しているヒーロー』を描きました。
ヒオリが回想で上げていた作品としては
・普段の性格とナスカへの態度→デッドプール
・伊達眼鏡の変装→スーパーマン
・育ての親への愛情→スパイダーマン
・周囲への態度→ドラマ版グリーンアローのオリバー
・詩、ステインの時の振る舞い→VフォーヴェンデッタのV
と想定しています。
これらは作者が好きなので選んだ、というのもありますが、明確な理由もあります。
上記作品群は「サブスクサービス普及前に映像化されている」or「出版部数が多い」ものになっています。
作中、様々な媒体で規制が行われたことが示唆されていますが、DVDとして残ったため削除されなかったり、そもそもの部数が多いため規制を免れたものが草間を通してヒオリの手に渡り、今のステインを作った。という設定があります。本筋には全く関係ないので描写はできませんでしたが。
なおこれも作中、言及していませんが、ライナが見て感銘を受けた絵画作品は成田亨氏の「真実と正義の美の化身」つまりウルトラマンなので、性格も性別も振る舞いも全く違う二人が、実は近いオリジンを持つヒーローコンビだったというオチをつけました。
かなり長い話になりましたが、この近況ノートで言いたいことは一つ。
皆さんも、推しは推せる時に推しましょう、出版社が無くなる前に。です。
バットマン:ビヨンドザホワイトナイトの邦訳、どうなるんだろう……:(