『魚人殺しのレプト』をお読みいただきありがとうございます。以前からフォローしてくださっている方をはじめ、多くの方の目に作品が触れ感謝の極みです。
この作品は2022年5月5日に執筆を開始し、6月末に脱稿。現在は誤字や文言の修正、調整を行いながら投稿している状況です。
そのため、2022年7月8日以降に本邦で起きた痛ましい銃撃事件を考慮していないプロットの作品となってしまっています。
ネタバレとはなってしまいますが、今回起きた事件にかなり酷似した描写を含んだストーリー展開を予定していました。(7章あたりで描写の予定となっています)
私の浅はかさが招いたことではありますが、執筆の際はこういった事件が起こることを全く想定しておらず、自分の辛い時期を支えてくれたアメコミ及びその映画作品の『ウォンテッド』へのオマージュを捧げる気持ちで書いた描写でした。修正を検討していますが、その後のストーリー展開にも密接に関係するため変更も難しいのが現状です。こういった際にすぐに代替案を出せるかどうかが、プロとアマチュアの違いなのだろうと、自分の力不足を実感しているところでもあります。
予定している描写もそれ以外に関しても『魚人殺しのレプト』はそういった犯罪やテロを容認、推奨、礼賛する作品では『決して』ありません。
今作も前作から一貫して「ヒーローとはなにか」と「暴力の否定」を描こうとしている作品です。これらの理由から当初のストーリー通り、ある意味事件への「抗議」も含めて投稿を続ける予定です。
しかしながら、そういった描写が心を痛めるのも事実です。フィクションは辛いことからの逃げ場所と言う側面があることを、私自身が身をもって体験しています。これらの注意文をお読みいただいた方で「読むのが厳しいな」と思われた場合は、すぐに読まれるのを中断していただければ幸いです。
長くなりましたが、以上がこれからの投稿についてのおことわりとなります。
最後に、事件で失われた命に哀悼の意を表するとともに、事件によって傷ついた全ての方に穏やかな日常が戻ることをお祈りいたします。