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お嬢様は魔法が得意の魔法のこと2

「お嬢様は魔法が得意の魔法のこと」でこの物理世界で物理現象として魔法を考えた時のことを少し書きましたが、その続きになります。

注)物理化学の妄想話になるので、この手の話題に興味のない方は読み飛ばしてください。
----> ここから
 話の中で耕輔が使う電撃魔法を「電界の対称性に干渉する」ことで電撃を発生させています。さて、電界の対称性とはなんでしょう。有り体に言えばプラスの電荷とマイナスの電荷を非対称にするということになります。ここで気になるのはマイナスは電子(フェルミオン)の電荷、プラスの電荷は陽子(バリオン:クオーク)の電荷なのですから。これを非対称にするということはフェルミオンとバリオンの電荷の結合定数を非対称にすることにつながります。じゃあ、電弱対称性は、などなど妄想は広がりますが、私の理解のレベルでは収集がつかなくなって妄想が発散してしまいました。
 まあ、この辺りは「お話」ですのでいいにしても。次に気になったのが電子の電荷の結合定数が変わると結合力が変わるので、物質の格子定数や立体化学における立体構造まで影響を受けてしまい、物性も変わるのでは?
<---- ここまで

 ここまで考えてやめました。量子レベルの対称性に干渉するのは無理がありました。
 結局、電撃魔法は「人間に認識可能な空間距離における電荷の分布の対称性に干渉する」と定義することにしました。これなら、原理は置いておいて稲妻やプラズマを発生できます。もちろん、物理的現象なのでそのための制限を受けます。それがストーリーに幅を与えてくれると思っています。

私のややこしい妄想話を読んでいただいてありがとうございました。

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