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お嬢様は魔法が得意の魔法のこと

 「お嬢様は魔法が得意」を書き始める前、小説を書こうなんて想像さえしてなかった頃。現実に魔法があったなら、物理法則に支配されるこの世界で魔法があるとしたら、どのようなもので何ができるのか考えていました。そして、魔法が起こす物理現象を物理的に説明するとしたら。ものを動かす、電撃を飛ばす、宙に浮かぶ、これらのことが対称性を操作することでできそうだと思い、想像を膨らましていたらその世界を形にしたくなりました。それが小説を書こうと思った経緯です。

 いや書き始めてから苦しみました。ちゃんと小説を書いたことがなかったのです。そのうえ魔法は、基本として物理的に理屈づけるという制限をつけているのですが、これが難しい。攻撃魔法というと基本のファイアーボール一つについても理屈を思いつくまで、お話の中に出せませんでした。
 やっと、断熱圧縮による高温とそのままでは爆発すると常温に戻るので摩擦熱を組み合わせたりとか。事象改変領域内ではエネルギー保存則は満たしていないようだが、それを含む大域ではプラマイ0、熱力第二法則を補う分は云々とか。

 苦しいですが、魔法の第一原理がもしあればこの現実世界でも魔法が使える、かも、と考えるのは楽しいです。
 この設定一つでいろんなアイデアが書くほどにに出てくるのは本当に楽しくて面白いですね。

 もちろん小説ですから、お話も重要です。表現力と構成力が追いつかないので、「お嬢様は魔法が得意」の世界を伝えきれないのがすごく悔しいのです。僕はコメディもとっても好きなのですが、根の真面目さが払拭できてないなあ、面白いのかなぁ、と自分では自信がもてないでいます。

 「お嬢様は魔法が得意」の世界だけでなく色々と書いていきたい。もっと色々書いて研鑽をつみたいと、書き始めてから欲がでてしまいました。
 とにかく今は「お嬢様は魔法が得意」の話を書き切ろうと思っていますので、第二部の準備ができましたら、よろしくお願いします。

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