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【時の向こう:自主企画:構成力をつけよう①】

 「時の向こう」
 この小説は、ホラーと言うわりに大して怖くないです。

 練習のため短編を書こう。そうだ「自主企画:構成力をつけよう①」に参加しよう、と思ったもののテーマや舞台が全然決まらず悩んでいる時に、件の知人が得意じゃないことを試してみたら、と言って「ホラー」を振ってきたのです。
 実のところ、僕はホラーが得意ではありません。「書く」のがでなく、「読む」のも「見る」のも自分からはやりません。ビデオは流れていると見てそれなりに楽しめるのですが。
 と言うわけで得意ではない、自分からは読もうとしないホラーを書くことになりました。

 得意ではない分野ですが書いてみると結構楽しめました。怖くないのは僕の才能が足りないと言うことで。笑)規定が1万文字以下なので、規定内に書くのに苦労しました。すぐ長くなってしまうので、ここ削って、あそこ削ってと。いい勉強になりました。ストーリー規定を満足しきれていない不安はありますが、そこは勉強中ということで。
 怖いのが苦手な人にはちょうどいいかもしれません。

 物語を書くって楽しいですね。
 少しでも楽しんでいただけましたら幸せです。

2件のコメント

  • 牧野麻也と申します。
    この度は、自主企画にご参加頂きありがとうございます。
    自主企画期間内にコメントなど残せず申し訳ありませんでした。

    最初は予備知識なく、二度目は構成という視点で読ませて頂きました。
    とても勉強になりました。

    不良の彼のサイコパスっぷりがムカつきました。なるほど上手い。キャラの造形は、好感でも不快感でも、感じさせるって事に意味がある。凄い(悔しい)

    主人公の彼が、なぜ故郷に寄り付かなくなったのか、何故過去が上手く思い出せないのか、何故両親と疎遠になっていたのか、それが最後に分かる仕組みになっているところに『なるほど』となりました。
    ところで……襲われたという女の子は、結城さんじゃ……ないですよね? ね? そこには救いがありますよね……?

    コレ、バーを拠点にした短編連作でも見てみたいって思いました。
    世にも奇妙な物語のように、感動話もあれば胸糞悪くなるものもアリという感じで。
    あくまでストーリーは訪れた客目線なんだけど、主人公はバーそのもの、といった感じも面白いかも……あ、失礼。一人で盛り上がってしまいました。

    この度は、自主企画へのご参加ありがとうございました。
  • 素敵なレビューありがとうございました。
    とても励みになります。

    近況ノートへのコメントも、狙っているところを読み取っていただけて作者冥利に尽きます。
    牧野さんの自主企画のページを拝見した時に、「あっいいな、参加したいな」と思いました。その時になんとなく結末は思いついていたのですが、全体のストーリーができなくてそのままにしていました。ちょうど長編も終わりに差し掛かっていましたので、自主企画のページを開いたままときどき眺めていたものです。

    近況ノートにも書きましたが、ホラーのテーマを振られた時に、以前思いついていた結末を思い出したのです。それからどうしたら怖くなるかと無い知恵を絞ったのが本作です。

    バーを拠点にした短編連作のアイデアの件ありがとうございます。
    私も、書き終わった後、この不思議なバーがいろいろなところに出現して、人々のドラマの場になると面白いなと思っていました。いまは、アイデアはまだありませんが、温め続けていたら何か生まれるのではないかと期待しています。

    いろんな人のレビューを見て、これは勉強になりそうですね。いま書いている長編のキリがついたら、みなさんの作品を拝読するレビューの旅に出てみようと考えています。その時には牧野さんの作品もぜひ拝読させていただきますね。

    まだまだ未熟で、本業の隙間で執筆している身としては、無理せず続けることが大事だなと思っています。
    牧野さんには、短編を書こうというきっかけの場をいただけたこととても感謝しています。

    創作って楽しいですね。

    P.S.
    残念なことに結城さんは、襲われました。でもギリギリで助かります。犯人は不明です。
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