毎日更新(大嘘)しているこちらの作品の新しい話が久しぶりに更新されました(矛盾)。楽しみにしてくださった方はお待たせしましたが是非お楽しみください。そしてお読みくださってありがとうございます。
今日の話はお兄ちゃんが花細工をする話です。私は小さなころは花に興味はあってもどちらかというと図鑑的な興味と言いますか、花自体の美しさではなく自然のもつ数学的な美しさを重視していました。情緒が育った今でこそ花自体の見たままの美しさを楽しむことができますが、ちいさな頃はそれはもう残酷に花を分解しては中身がどうなっているか観察するなどして遊んでいました。思えば可哀そうなことです。
花は目で楽しむのはもちろんのこと、飾りにしたり、それ自体に意味を持たせておくりものにしたり、はたまた染料などの工業的な価値もあります。しかし、いずれも人間が花に対して見出した価値であって、花自体はただ生きているだけなのです。不思議ですね。
https://kakuyomu.jp/works/16816452220532862289/episodes/16816452220895393006