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ひぐまびっち

@higumabich
2016年4月2日に登録

詩・童話・その他
現代ドラマ

2016年12月8日
『無垢』あとがき
この天使さんは普段は優しくてふんわりおっとりしたお嬢さんです。獲物を前にした瞬間だけ、恐るべき捕食者の顔を見せるのです。流氷の天使クリオネのバッカルコーンみたいなものでございます。
2016年12月7日
『世話が焼ける④』あとがき
キリもいいし、シリーズはひとまず完結です。しっかり者で超優秀な犬クンですが、彼にとってそんなことはぜんぜん些事なのです。もっともっと価値のあるものを知っているのですから。図らずも前話『ヨゼフと～』とテーマが被ってしまいました(汗)
2016年12月6日
『ヨゼフとその息子』あとがき
このお父さんは日本人ですからね。念のため。ヨゼフはイエスの父親の名です。聖母マリアが処女懐胎してできたのがイエスであるなら、彼とその父親には血の繋がりがないことになります。このへんが何か昔からモヤッとするんですよ。「俺は神の子だ！」のイエスからは孤独と不幸の匂いを感じます。そこはむしろ「それでも俺はヨゼフ父ちゃんの子だ！」って叫んでほしいのよ。
2016年12月5日
『鳴きやまぬ蝉の朝に』あとがき
前話『降りやまぬ～』はインパクトがいまひとつでモヤモヤしていたのですが、これを書いて少しスッキリしました。たまにはこんな変化球も許されるでしょう。
2016年12月4日
『降りやまぬ雪の夜に』あとがき
最初はただの昔話風に書きまして。なんか地味で面白くなかったので強引に路線変更です。ちなみにピカドン以来何十年間も雪が降りやまない設定。
2016年12月3日
『登攀者』あとがき
400字には収まらない設定をば。・舞台は文明崩壊1万年後の上海。文明レベルは青銅器時代。・塔とはビルの廃墟のこと・魔王城は未来の中国が国家の威信と技術の粋を集めて建設した超巨大ビルディング。そのため後世には「古代の偉大なる皇帝《ショキチョー》の墳墓」とねじ曲がって伝承されている。・魔王城のセキュリティシステムはまだ生きている。上層部の外壁タイルは太陽光発電パネルを兼ねているので電源もある。・主人公の携行食、主成分はラード・この時代の人は盗掘者と登攀者の区別をつけていない。ビルの外壁を登って屋上から侵入するのが盗掘であるから。これらを全部盛り込んだら数万文字必要ですねー。（白目）
2016年12月1日
『牢獄の眺め』あとがき
ホラー回。書き上げて気付きました。名作映画「ゴースト」に似てますね。こちらの霊魂は誰かに憑依していて、最後まで無力ですけれど。文字数さえ許せば、このネタはかなり膨らみそう。殺人鬼が標的として彼の愛娘に目をつけたり、新人霊魂がそれをなんとか阻止しようと頑張ったり。でもそれ、ますますゴーストじゃん……。
2016年12月1日
『シアワセノカタチ』あとがき
難産でした。当初は「泣くと口からカブトムシ」だったんですが、これがなんともつまらない。やはりカブトムシじゃクワガタほど男子のテンションは上がりませんし、彼氏の舌ベロをはさむなんて芸当もできませんしね。
2016年11月29日
『裏口詐欺』あとがき
いつもはまず450字くらいで書き上げてそこから400字まで削ります。今回は最初に約600字を超えまして、目眩がしました。サワッタリする沢渡教授、そんな設定も泣く泣くカット(笑)
2016年11月28日
『世話が焼ける③』あとがき
このシリーズはしっかり者の犬君による一人称で進行します。でも作中「僕」みたいな一人称は使いません。あくまで彼は犬ですから、あまり人間臭すぎてもいけないと思うのです。
2016年11月28日
『ゼロイチモノローグ』あとがき
表題をゼロワンモノローグとするべきかまだ迷ってます。ムサシノカミは武蔵守。江戸時代には名乗りを禁止されていた官職。クンルンシャンは崑崙山。仙人が住まうという中国の伝説の山。人工知能ネタとくれば、昔から反乱したり発狂したりでかなり使い古されて今更感もいたします。「カトウナニンゲンドモヨ、オモイシレ」とは流石に陳腐すぎてできませんでした(笑)
2016年11月27日
『マネーの鯱』あとがき
パクリ？いえいえあくまでシャチですからシャチ！まじめな話、アメリカはベンチャーへの投資がとてもしやすいシステムができてるんですよね。だからアイデアとやる気があれば研究者でも学生でも比較的簡単に起業できるんです。調べたら年間の起業数は日本の100倍近いの。新奇なビジネスが莫大に生まれるから、その中から大ヒット企業も出るわけですわ。これがアメリカ経済の最大の強みかと。ビジネスのイノベーションはいつもアメリカから生まれる、アメリカからしか生まれない現状がある。ならばそれを日本も真似ればいいんです。ベンチャーに簡単に投資できて、簡単に起業できるような社会づくり。誰か本気でやってみませんかね？『マネーの鯱』プロジェクト(ひぐま命名)
2016年11月25日
『泣き虫②』あとがき
オリンピック代表選手とその嫁の中学時代です。続編は予定になかったものの、このまま埋もれさせるのも惜しくて。恋する少年少女の強さ、弱さ、不器用さをうまく表現できるといいのですが。
2016年11月24日
『男の決意』あとがき
雪ネタでひとつひねり出してみました。「このスットコドッコイ！」意味はよく分かりませんがきっとこんなときに使うのでしょうね。
2016年11月23日
『伯楽と馬』あとがき
名監督、名指導者が名選手を育てたとしても、もしかしたら超名選手となるはずの芽を摘んでいるかもしれない、そんな寓話です。新人時代イチローの振り子を矯正しようとした土井監督みたいに。というか監督命令を拒否するイチローの方がやっぱり異端ですよね(笑)
2016年11月20日
『ユビキタスのゴースト』あとがき
近未来予測シリーズです(笑) ユビキタス技術による『完全情報社会』はいずれ実現されるんじゃないでしょうか？すべての物流や人やカネの動きが、情報として漏れなく中央サーバーに蓄積される社会です。もちろん個人のプライバシー保護の圧力が強まれば、その分実現時期はかなり遅れるのでしょうけれど。それでも犯罪捜査や税務関係に限ってアクセスできるようにすればいいだけですので。だって面倒な税金計算とかいちいちしなくてすむんですよ？
2016年11月20日
『悪魔』あとがき
表題が悪魔→悪魔が出てくる→でも本当の悪魔は… 割りとよくある黄金パターンです。
2016年11月19日
『アブダクション』あとがき
軽めでひとつ。宇宙人に誘拐されることをアブダクションというそうです。続編もありますが、公開するかどうかは未定です～。
2016年11月18日
『残影④』あとがき
これにてシリーズは完結。ようやく宿題が終わったような気分です。 ①彼の喪失、②彼女の喪失、③ボーイミーツガール、④彼と彼女の再生という構成になりました。
2016年11月17日
『安覚寺縁起』あとがき
仏教説話風に。この若者が後に高僧となり、安覚寺を創建するわけです。もちろん架空の寺、架空の人物ですよ？
2016年11月16日
『2の20乗』あとがき
倍々ゲームを20回繰り返し、お爺ちゃんは100万人を越えてしまいました。これも隣国のデモ映像からの着想です(笑) こういうショートストーリーでは、最初の文でさらりと仕掛けをして、それを最後に回収するのがひとつの理想だったりします。
2016年11月4日
『的確』あとがき
隣の国が大騒ぎということで、本日のお題は「占い師」でございます。まあいつもの変化球ですけど。チェスの世界チャンピオンがコンピュータに敗れたのが1997年。そして将棋もまた、コンピュータがプロを凌駕する昨今でございます。ならば、遠からずコンピュータがプロの政治家よりも適切な政治決断を下す日も来るはずです。コンピュータがプロの裁判官よりも適正な判決を、プロの教師よりも効果的な授業を、プロの医師よりも精確な診断をできる日が来るはずです。というわけで電脳占い師。的中率100%は原理的にありえませんが、的中率80%程度の人工占い師ならば、今世紀中に実現するかもしれませんね。
2016年11月2日
『神の寿司』あとがき
鬼の寿司から改題。はたしてネタの正体は何だったのか？分かりやすく書かずに、それでいて察して貰いたい。さじ加減が難しいのものですよね。
2016年11月1日
『ハロウィンナイト』あとがき
え、ハロウィンって今日なの？それで酔って帰宅後に急拵えしたわけですよ。死んだはずの友人に誘われて〜と、本格的な怪談にするか少しだけ迷いましたが、「死体のような引きこもり」の方が収まりがいいかなと。
2016年10月31日
『相利共生』あとがき
寄生虫の中には、宿主を操る恐ろしい奴がいます。ロイコクロリディウムやハリガネムシが有名ですね。それに比べればこのスライムはまだかわいい方ではないでしょうか？なにしろ人体には害がないし健康になるんですよ？でもGを食いたくなるのはなぁ……。
2016年10月30日
『残影③』あとがき
①と②のボーイミーツガールです。 ④でまとめられればいいのですが……。
2016年10月30日
『そして誰もいなくなった』あとがき
元ネタは超有名ですけど読んでいません(笑) ミステリーというジャンルがどうも苦手で。そこでミステリーと思わせての変化球。 ××人しかいない中に異物が入り込むのは禍津毘古と似たパターンですね
2016年10月28日
『走馬灯』あとがき
え、なんで餓死なの？そう思った方は最初から読みなおしてください(笑) ところで「死ぬときには走馬灯～」の言い回しって若い人に伝わるのかしら？僕だってもちろん走馬灯の実物なんて見たことないですけど。
2016年10月26日
『残影②』あとがき
残影のPVが他よりもちょこっとだけ多かったので、シリーズ化してみます。とても重い内容になりましたが、今後はどうにかして救いのある方向に持っていきたいと考えています。
2016年10月26日
『キャベツ1玉68円』あとがき
いやぁ近頃野菜がホントに高いですねぇ。なにしろ夏には98円だったキャベツが今や258円ですよ、奥さん。もし今68円の特売とかあったら、恐ろしいことになりそう。主婦がピラニアのようにガーッと群がって、去ったあとには骨しか残らないの。リストラ父さんがその骨を拾って「やっと買えた…」なんて。なんだよキャベツの骨って。
2016年10月24日
『風が吹けば』あとがき
元ネタはもちろん桶屋が儲かるアレです。本当はもっと人数を増やして「善意の連鎖反応」を書きたいところですが……いかんせん400字（笑）
2016年10月23日
『泣き虫』あとがき
なんとなく今日はハートウォーミングを書きたくなりまして。いつものパターンとして、まずはこうやって書くべきジャンルを決めます。次にだいたいの大筋が決まったら、ラストの１行を捻り出します。締めとなる１行さえ定まれば、あとはそこに向けて仕掛けを凝らしていく作業となります。ですから今回かなり核心をついたレビューを頂いたように思いました。
2016年10月22日
『ノックの音が』あとがき
星新一は中学の頃に読んだきりで、正直あんまり印象に残っていません。アイデア小説は家電みたいなもので、作られた当時にはとても斬新であったとしても、40年50年後の製品と比べられるとどうしても見劣りがします。博士の発明品、悪魔との取引、夢の新薬、タイムマシンといった当時は斬新だった設定も、今となっては使い古されて陳腐なものにしか見えないのです。星新一がいかに偉大であってもこればかりは仕方がない。そんな彼に敬意をこめて。
2016年10月22日
『禍津毘古』あとがき
ここらでホラーを。しむらーうしろーみたいなノリで。当初考えた名は黄泉醜卑古（よもつしこひこ）でも字数が多いので却下。たった2文字の違いなれど、400字小説にとって文字数削減は死活問題なのです。
2016年10月20日
『工作員』あとがき
周囲に溶け込もうとそれらしく振る舞ううちに、誰よりも優秀な政治家になってしまいました。工作員として優秀なのか、そうでないのか(笑) それでふと思ったのですが。完璧な偽善者は本物の善人と見分けがつきません。あるいは、見分ける必要もないのかもしれません。
2016年10月19日
『世話が焼ける②』あとがき
しっかり者の犬君とダメ御主人の再登場。相変わらず仲がいいなあ(笑) なんか書きやすいのでシリーズ化するかも。それにしても御主人、気持ち悪いっす！
2016年10月18日
『残影』あとがき
【意訳】風に流れていくソラウオが海の果てまで辿り着くように、あなたと死別した私のつらい人生もすぐに終わることだよ。浮きと憂き、海と飽みが掛け詞。こういうのは適当にササッとつくってから延々ネチネチと推敲を重ねるのがデフォでございます。
2016年10月18日
『乙女心』あとがき
万能細胞の研究が進む昨今、若返り医療の実用化はもはや時間の問題と思っています。これが実用化されれば世の中はずいぶんと変わるんじゃないでしょうか。最初は金持ちだけが、でもすぐに国費で広く施行されるようになるのではと。なにしろ老人が若者になって労働市場に戻れば年金制度は廃止できるし税収も増えます。国としては国費で賄うだけの価値がありますので。なので少子高齢化や介護などの社会問題は、案外あっさり解決してしまうかもしれませんね。
2016年10月16日
『リセマラ』あとがき
スマホゲームで、良キャラや良装備を引くまでインストールと削除を何度も繰り返すことをリセットマラソン、略してリセマラと言うそうです。因果応報とはいえ、なんともかわいそうな結末になりました。
2016年10月15日
『甘酸っぱい！』あとがき
実はいつも主人公に放たれていたタシロさんのラブラブ熱視線。だからミズハラさんにしてみればアプローチされるほどに気まずくなるわけで。「こいつなんであれに気が付かないんだよ」みたいな。もうね、表題はこれ以外には思いつきませんわ。
2016年10月13日
『浮遊霊GO』あとがき
旬を過ぎた話題で恐縮ながら。幽霊の可視化という画期的な発見があっけなく終わるお話。本当はイメージダウンを恐れたメーカーが「なかったことにする」という、商業原理の素っ気なさみたいなことを書くつもりだったんですが、そんなテーマが400字に収まる訳もなく（笑）
2016年10月13日
『君の縄。』あとがき
久しぶりに更新。時事ネタです。もちろん表題先行でそこから膨らませた薄っぺらいお話です。たった今気付いたんですが、醜女と醜男が入れ替わる話は『全校集会』で既出でしたね。
2016年10月13日
『愛の劇場②③④』あとがき
たかだか400字。毎日更新できるはずだったんですが。もうね、読んでくれる人の少なさに心折れて。過去に書いたストックから②③④を掲載。正直②③は単品だとあまり面白くない、でも④への繋ぎとして必要かなと。
2016年4月16日
『八ツ首村』あとがき
ここらでホラーチックな話を書きたくなりまして。何が怖いか改めて考えてみると、お化けなんかよりも人の悪意害意の方が怖いと思うんですよ。もちろん『八つ墓村』へのオマージュ、そこに古典落語『のっぺらぼう』のテイストをひとつまみ。
2016年4月16日
『手紙』あとがき
多重人格がいかなるものなのか、まったく無知なんですけどね。設定ではコミュ障人格がなにか事件を起こしたんでしょうね。でも普段はナイスガイ人格が表に出ていることが多いので、周囲はそちらが本来の人格なんだと勘違いしているようです。
2016年4月16日
『復讐』あとがき
老いて死にかけている大統領閣下の述懐です。僕もこういう立派な人の話には涙腺が緩んでしまう方なのです。小学生に読んでほしい。
2016年4月16日
『国策不幸』あとがき
火力水力みたいな感じで呪力発電と言いたいだけのお話です。久尾さんが能力に開花したくだりや、それを事業化していくくだりは文字数の関係上当然カット。塞翁が馬みたいな路線は400字では無理だと知りましたww
2016年4月16日
『心当たり』あとがき
ハードボイルド男とお人好し天然女の組み合わせ。このふたり結婚すればいいのに。
2016年4月16日
『桜の下』あとがき
季節柄でひとつ。もちろん梶井基次郎へのオマージュです。架空の死体の架空の夢の中の話をしていたはずなのに、いつのまにか現実に置き換わっている、そんなニュアンスを伝えたいのに伝えきれていません。とても残念。力不足がもどかしい！
2016年4月16日
『世話がやける』あとがき
しっかり者の犬とダメ御主人の構図なのに、御主人の認識はまるで違うというお話。でもなんだかんだで仲よさそうww