人生の中では、どうでもいいことばかり憶えているものです。
そういう記憶ほど海馬の奥底に鍋の焼け焦げのようにこびりついてしまい、いい大人になっても剥落しないものです。
特に幼少期に観たテレビの記憶などは。
『象印クイズ ヒントでピント』とか『はなきんデータランド』、
『独占!女の60分』なんかは、親の視聴習慣のせいでよく観てたもんです。
『TVプレイバック』のゲスト回答者にドリフのメンバーが交代で出てたこととか。
クライスラーの『愛のよろこび』を聴くとすぐに
日テレ『さんま・一機のイッチョカミでやんす』を思い出しちゃう。
もちろんいずれも、年代的に自分で観て楽しんだという記憶ではなくて。
幼少期にはさっぱり訳わかんないけど、親が楽しそうに観てたテレビという印象。
だから漠然と『そんなテレビ番組だった』という程度の記憶なのに、少し調べれば、そういうのもwikiで判明するんだから、ありがたい時代だと言えるでしょう。