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評価依存の究極的な末路。完全悪だがナ●オさんには同情する。正直カ●ヨム運営も悪い。

 失礼。
 これは昨日の夜中から、ツイッターで騒がれていたことだ。

「アンタオモシロい! 編集者紹介すんぜ!? 俺フォローしてね」
 的なDMを多数の人間にばら撒き、BANを喰らった人間がいたんだとか。
 正直、評価が上がらなくて、極限まで嘆き疲れた投稿者の末路を見た気分だ。

一応カクヨムのガイドラインには
『「カクヨムのサイト内外を問わず、おすすめレビューを強要する行為」と判断した投稿は削除する場合があります。』と書かれている。
(参考:カクヨムガイドライン)

そこには、
「強要する行為」と判断した投稿は削除とありますが、
今回のDMは見た目は強制じゃないんですけどね。

ですが、どう考えても、
このDMの内容は「自分の小説を売り込むためのまたもないチャンス」
と考えてしまう投稿者も多くて、その中には「作られた業界上の脅し」が含まれているのはいうまでもないのだが……。
(にしても、コレはバレるだろ……)

だが、そうした受験戦争にも似た
「評価依存の態勢」がこういう結果を招いてしまったとは思わないか?


すこしだけ話は変わる。
俺は「ナ●オさん」の存在を少しだけ知っている。
自分が「カクヨム」を始めた当初からTwitterで何度か彼のことを見かけていた。(去年の6~7月あたりだと思う)

言ってしまえば、
小説家になりたくてカクヨムでの投稿をしているひとりのユーザーに過ぎない存在だったと思う。

しかし、そのときは
そんな人間に見えなかった。
というか、頑張って小説を書いているライバル的な存在ぐらいにしか思えなかった。

俺みたいに底辺、評価全く0な人間にそう思われても嫌だろうけどねww



だからというか、
彼がどうしてこんな「悪ユーザー」に変貌してしまったのか……。


これはあくまで持論であるが、
「小説を書くという行為」をするというのは自分の欲と共に
「誰かに自身のことを認めてもらいたい」という「承認欲求」 が含まれている。

この「承認欲求」が悪い方向にいってしまったのではないだろうか?

この話は「三大欲求」の話で考えると分かりやすいかもしれない。
腹が減れば食べるし、寝たけりゃねる。抜きたければ抜くわけだ。

 が、実は「抜きたきゃ抜く」の中には
 そういった行為を行いたい相手との「承認欲求」が大いに含まれる。

 自分がよいと思ったモノに関して、相手に認められたい、共感されたい。
 よい小説とは「如何に相手の承認欲求を刺激できるか」がほとんどだと、俺は考えている。


 だが、多くの書き手はここで大いに勘違いをしている。
 
「俺が気持ちよいんだから、お前も気持ちよいはず。絶対俺の作品売れるわ!!」ってな具合に。

 しかし、それが上手くいかない。
 そうすると、投稿者はどう思うだろうか?

↓「読まれないのが悪い!」
↓「絶対に読めばわかってもらえる」
↓「とりあえず、ツイッターでもいいから拡散しよう」
↓「まったく読んでくれね……。まずは人の小説読んでやるか」
↓「読んで評価したのに読んでくれない人もいるよ……」
↓「クソ、運営のシステムが悪い。騙してでも俺はのし上がってやる!」


結果、
承認欲求が叶えられない。(=それは飯を喰えなかったり、男だったらソープでアンタじゃ感じない、キモチワルイと言われるようなもんだ)

たぶんだけど、コレは誰だって壊れる。
んな人生甘きゃねーよ!!って言えば終わりだが、
何度も大賞に落選してる人間ならわかるかもな。

小説って、
真面目に一冊分の小説(10万文字)を書くとするじゃん?
私の評論本『ブラック♢リー』にも記載したが、
仕事しながらだと、およそ「1~3か月」ほど掛かる。

しかも、休みの日も削ってコツコツと、自分の欲求を書き留めていく。
昔で言うなれば、呪詛かなにかの呪いを完成させるかのように自分だけのオリジナルの作品を書き留めていくんだよ?


それが
認められないんだよ。

それは、怒りや憎しみが増していく一方だと思うな……。


運営はもっと良いシステムを考えろ!!
おそらく、自分たちの利益しか考えていないだろうけど、そういう売れないユーザーたちがもっと居やすい環境造りが大事だと思う。


今回のケースだけじゃなくて、
言っちゃ悪いが、評価を貰っている人間のほとんどが、
「小説を読むので、俺のも評価してください」がほとんどだと思う。

場合によっては、
無言で☆を付けて回れば、自分のも☆返しが貰えると思って回ってくる人も多くいる。


それって本当に意味があるのか?

一つの提案だが、「自分さえ読まれればいい」とか考えているユーザーも悪いのが確かだが……(俺もちょっと前はそうだった)


ひとつ教えてやりてぇが
「オランダへようこそ」という詩はご存じだろうか?
知らない人は調べるのだ!
これぐらいの協調性がカ●ヨムにも求めなければならない。


いつまでもバタフライ効果狙ってから、売れねーんだよ!



あと運営。
もしこの文章を読んで、
「売れないユーザーでも楽しめるシステムってなんぞそや」
って思うなら、俺に連絡してこい!!

いろんな提案をしてやる!
みんな小説を読まないなら、読ませるシステムを作ればいいじゃないですか?
ポイント制でもいい。ニコニコみたいに初めての人の小説を真面目に読んで評価したら「ファースト賞」でも与えたらいい。

ランダムにいくつもの小説を表示して、
その中から一冊選び読んできちんとした評価をしたら、PTゲットとかしたらいい。

「ヤフー知恵袋」みたいに
送った評価が正しいかを「投稿者」が読み手の評価をするシステムも作ってみたらどうだろうか?

読書感想大賞じゃないけど、
逆に投稿者側が、読書感想で一番心に刺さった、タメになったと思う感想を選び、その方にPTを与えるシステムも作るべきじゃないか?


そして、
読んで溜めたポイントを消費することで「広告的」に小説を掲載することができたり、上記に記載した「ランダム表示」に表示されやすくしたりとか。




だから、いつまでたっても
本当に読者が選んだような「良作」が生まれねぇんだ!!

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