最新話『第26話 指導が必要な『特殊な部隊』の馬鹿娘達』更新しました!
高梨は『特殊な部隊』の一癖ある隊員達の教育こそがランの楽しみになるのではないかと言った。
ランはその言葉に苦笑した。
ランはこれまで自分を破壊することしかできない存在だと思っていた。
それが人を育てる子ことが出来るとこの東和共和国に亡命してきたことで学んだ。
どんな愚鈍な教官でも育てられるエリートよりもランにしか育てられない癖のある原石がランには魅力的だった。
かなめは取り合えずその性格をなんとかすべきだった。
アメリアは人の話を聞くことを学ぶべきだった。
カウラのギャンブル依存症はランにはどうすることもできず医者の領域だった。
ともかく三人を見るランには楽しみが増えていた。
そして、誠の実験の成功によりランは状況は次の段階に進んだことを確信した。