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最新話『第19話 それぞれの戦後』更新しました!
戦争は一方的な地球軍の優勢の前に開戦時はあれほど勇ましく叫んでいた政府や軍部は有能な外交官として知られるかなめ達の父義基に泣きついてきた。
義基は敵国の中でもなぜか甲武本星を攻めようとしないアメリカを無視して継戦能力に限界が見えていた遼州圏の遼北に目を付けた。
まず、権益を餌に遼北と休戦すると他の敵国も雪崩を打って甲武と停戦協定を結ぶ形で戦争が終わった。
嵯峨は戦時中の罪でアメリカ軍の捕虜となって軍の施設内の秘密研究所で法術師の生体研究体として朽ち果てるつもりだったという。
ただ、そこでは嵯峨のような罪人以外にも法術師であるという理由で次々と死んでいく気配を感じた嵯峨は法術で研究施設を脱出して救出作戦を考えていた昔の部下に導かれて終戦の三年後に甲武に戻った。
そこでは開戦派の貴族達は『官派』と看板を替え、義基率いる『民派』との激しい政争が繰り広げられていた。
嵯峨にはそんな甲武の未来よりも自分が生まれた国をランを最大の武器に支配する独裁者ガルシア・ゴンザレスを打倒するために身を隠すようにして茜を連れて鏡都の街をさまよっていた。
一方、お蔦は嵯峨が死んだということで自暴自棄になって縊死したが、蘇生するという奇妙な現象を味わっていた。
そこに現れたかなめ達の母康子はお蔦はもう普通の地球人ではないと告げて去ったという。
嵯峨はその後十三歳になった茜を連れてゴンザレスの隙を伺うのに便利な東和に去り、お蔦もまた暮らしていた西園寺御所を出て日川宿で小料理屋を始めた。
小料理屋を営む忙しい暮らしの中で、お蔦は嵯峨が遼南で暴れていることや10年前にその遼南共和国を滅ぼしたとの話を聞いたものの入国制限の厳しい遼南に行くこともできずにいた。
そんなお蔦が嵯峨の居場所が『特殊な部隊』と知ったのは誠が活躍した『近藤事件』を知らせるニュース映画だった。
金を出せば入国手続きが簡単な東和に嵯峨が居ると知ったお蔦は店を整理するとそのままこうして隊にやって来たという。
こうして嵯峨とお蔦が出会ってから再会するまでのすべての話が繋がって完全に嵯峨の公金横領の疑いは晴れることになった。
感想お待ちしています!
画像は開戦派が看板を替えた『官派』と義基周辺の『民派』の政争に巻き込まれては宿願であるランの打倒が出来ないと嵯峨は茜を連れて敗戦後の鏡都のドヤ街をさまよったという