最新章『第二十七章 時間ばかりが過ぎていく中で』突入です!
法術暴走者は正体不明の三人の完成された法術師によって制圧された。
その事件が解決してから6時間『特殊な部隊』の会議室でその様子を誠達は何度も繰り返し見ていた。
誠達の注目は完成された法術師に集まった。
その性能は誠でさえ連続五回しか使えない法術を惜しげも無く使い、限界速度で移動し続けるほどのものだった。
誠はまだこの法術師は能力を出し切ってはいないと言った。
茜はこの法術師が売られる運命にあるのなら値切られるのを避けるためにある程度の限界性能に近い動きを見せているはずだと言った。
しかし、この法術師については何一つ分からない。
山岳レンジャーが集めている情報も負けた不完全な法術師に関する物だけだった。
茜はおそらく厚生局が作った不完全な法術師を追うことだけに狙いを絞ることに決めた。
画像は甲武一の貴族にしてサイボーグ西園寺かなめ大尉
お姫様のくせにガサツで喧嘩っ早い『女王様』