最新話『第142話 一つの人生の終わり』更新しました!
先ほどまで人っ子一人いなかった街に人があふれた。
駐留軍と軍事機構のライラの口利きで租界内に入ることが出来るようになった東都警察の車両が行き来する。
かなめは頭を冷やすべくタバコを吸いに出かけた。
ランは志村三郎がかなめに手渡した携帯端末の通信記録を駐留軍の指揮官に渡した。
カウラは腐った駐留軍に大事なデータを渡すランに疑問を持ったが、ランは信じろと言った。
三郎を殺したのは誠に匹敵する大男ですべての傷は刺し傷で致命傷だった。
ランは殺しに慣れた甲武浪人の仕業と言うが、彼が誰の指示で動いたのかが問題だった。
厚生局にしてはわざわざ他から人を雇うような事はしない。
個人的怨恨の線にしてはあまりに腕が立つ殺し屋に過ぎた。
ランは主義主張の違う組織による犯行だと推理して見せた。
画像はランの出撃風景
こののち、ランは近藤に心理戦を仕掛ける