最新話『第33話 女性上位の国になった『偶然』』更新しました!
甲武家の最高位の貴族『四大公家』は嵯峨が当主の嵯峨家以外は全員が女性当主だった。
九条家は本家が『官派の乱』で断絶し、分家の九条響子が当主を務めていた。
田安家は一人娘が当主となったため、その田安麗子が当主となっていた。
また、四大公家の筆頭家である西園寺家は当主の西園寺義基が『平民宰相』になることを宣言して家督を長女のかなめに譲ったため、現当主は西園寺かなめだった。
また、唯一男子が当主を務める嵯峨家も嵯峨惟基の娘茜が国籍を東和に変えていたため、かなめの妹かえでを養女と迎え今回の『殿上会』で当主の位を譲ると言う。
これにより甲武の四大公家すべての当主が女性と言う状況が成立することになる。
そんな事を話しているうちにアメリアがお腹が空いたので生協でお菓子を買いたいと言い出した。
とりあえずカウラの車は隊のある菱川重工豊川の生協に寄ってお菓子を買うことにした。