かなめが三歳の時
祖父、西園寺重基と『駄目人間』の美人妻『エリーゼ』と娘『茜』とともに食事をしていた
かえでは西園寺家の『庶民的』な雰囲気を嫌って、重基と康子の計らいで名門『日野家』を再興していた(二歳)
当時は『第二次遼州大戦』の最中だった
『陸軍の過激派』が『反戦・講和』を唱える重基に自爆テロを仕掛けた
重基は重傷を負い、嵯峨の妻、エリーゼは爆死した
かなめは『脳と脊髄』以外を失い、『サイボーグ化』で命を取り留めた
茜は無傷だった
かなめとかえでの姉妹や、妻や母を失った嵯峨親子が『甲武国』を去る原因の事件である
少しづつ語っていきます