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嵯峨惟基(46歳バツイチ)の終戦後の生活

嵯峨は終戦の3年後に帰国、6歳の娘を連れて『甲武国』を放浪した(これを
『嵯峨惟基・麻雀放浪期』と呼ぶ)

生活費は『負けたものが裸になり破滅する』ルールの『青天井・アリアリ』での麻雀で稼いだ

『甲武国』の焼け跡で蓄音機から流れる戦後歌謡を聞きながら『負けると死ぬ』ルールの『麻雀』を生き抜いた

当然『いかさま』を乱発しての勝利である。ばれなければいいのである

どう見ても大学生に見えるので学ランを着ていたことから『坊や新』の異名で恐れられた

カネを稼ぐとしっかり者の娘にそれを預けてどこかへ消えていたと娘の茜が証言している

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