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救命病棟にて

突然ですが、作者、4日ほど前に、救急搬送にてICUに入院致しました。
現在は同じ救命病棟ですが、昨日より、その次の段階のGICUというアフターケア的な小ぢんまりとした部屋に移動しております。

出産以外での緊急入院は2度目ですが、前回はバスと徒歩でてくてくと近所の医院のレントゲン写真を持って行ったら、まさかのそのまま入院だったというただの結果であったのに。
今回は遠慮もなく救急車のお世話になったのは、自力での移動が不可能なところまで痛みが進行した為です。

早朝、幼い息子に長女を起こしてもらい(ここから既に異常)、調子の優れぬ長女に救急通報してもらい、付き添いなしではダメかと救急隊員さんを困らせ、子供の支援さんも巻き込み、夜明けのひんやりした空気の中へ?
当然、担架で運んでもらえると思っていたら、狭い階段の団地の4階エレベーターなしという条件から、
「背負いで行けますか」
「無理です!痛い!患部に圧がかかります!!」
這うのも痛くて恥を忍び通報してもらったのにおんぶで階段を揺られるなど殺人である…
試そうとしたことで、更に急激に痛みが増した右足と痺れる全身

あ、説明不足でした。
病名は、蜂窩織炎「ほうかしきえん」
要するに傷が化膿して、皮膚の奥まで壊死して、細胞が死滅を続けるという死亡へのカウントダウン。

私の場合は膝の下です。片足です。
見えないくらい小さな、元々は夏の虫刺され痕ではないかと思われる、小さな小さなじゅくじゅくとした癒えない傷が、風雨や息子の送迎や車を使わない買い物で荷物の角が刺さるとか、そういう、普通なら「そんな程度で化膿するかよ」的な状態で、免疫抑制剤を増量していたこと、活動過剰で抵抗力自体がマックス低下していたこと、貧血による身体機能の全面的な低迷…
まあ、重なり尽くしたのでしょう。
これが所謂「敗血症」に発展(合併?)し、「敗血性ショック」という診断です。

もちろん、処置を受けて一命は取り留めました。
そして、順調に回復しているからこそ、書くこともできるわけです。
入院時は、痛みと苦しさで過呼吸になり、手の指先までも有り得ない角度に曲がったままこわばり、署名もできないくらいにいつまでも痺れておりました。
切断するかと一度は労いの言葉を掛けた、人のものとは思えぬようなグロテスクな足は、人の肌の色を取り戻し。

はあ、よかった。生き返った。

とまあ、感謝して穏やかな気持ちになれるくらいには無事です。
ありがとうございます。

というわけで、ゆる〜い新作を書いております。
テーマは乙女心?

リハビリに励み、1日も早く退院を目指します。


※20年程前の自分も参加したバンド用オリジナル歌詞は削除させて頂きました。
閲覧頂いた方、ありがとうございました。(思ったより沢山で、コメントまで頂き感激でした♡)

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