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事実は小説より奇なり

自伝的エッセイなるものを書いてみました。ネタが尽きるまで不定期に連載しようと思います。
最近では毒親とか機能不全家族という言葉が浸透しているけれど、つい最近まで私は、ずっと自分の育ちに違和感を感じつつも、感謝の気持ちが足りないとか、人として何かが欠落していると信じて、幸せを求めてはいけないと本気で思っていました。
恐ろしい誤解でした。

今は、ようやくまともな感覚で人生を捉えることができるようになり(遅い)、ちょっとしたことで幸福感に浸ることができるし、何かを望む時に罪悪感を伴うこともなくなりました。
普通の人は、幼い頃にこのような安心感を得て、家族を愛し、愛されて育つのかと納得しました。

けれども、子育てに手遅れはないと聞いたことがあります。改善したいと思った時から、また始めればいいと。
その通りだと思いました。娘を見ているとよくわかります。
まだまだ安定したわけでもなく未来も見えないけれど、悪い予感はもうしない。毎日を丁寧に生きるだけ。結果は向こうから突然やって来るから。楽しみにして生きようと思います。

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