ウェブ小説・とみにラブコメ系統で義妹が出来る! という話が結構多いですよね。大体の場合、主人公の片親(父親の場合が多い)が連れ子と再婚するというパターンが多いように見受けられます。それでまぁ、その連れ子が女の子であるから、主人公と義兄妹になるというパターンなのですが……
実は拙作にも、義妹や義弟がいるキャラも存在します。雪羽君と米田さんと直也君の三名です。
※雪羽君と米田さんは九尾シリーズの主要妖物・直也君はおきつね彼女の主人公です。
そしてこの三人の境遇と義弟・義妹が出来る経緯について考えてみると、ある共通点がありました。
それは……「最初は子のいない夫婦に引き取られ、その後養父母の間に実子が出来る」というパターンで義弟・義妹が出来るという物です。前者の「片親の再婚によって義弟・義妹が出来る」というパターンでは無いんですよね。
さて実際に比較してみましょう。
・雪羽君:叔父夫婦に養子として引き取られる。三十年後に叔父夫婦の許に双子が誕生する(いとこにして義弟・義妹)
・米田さん:妖狐の若夫婦に引き取られる。この時養父母には子はいなかったが、後に義弟・義妹がいる(いた)事が明らかになる
・直也君:乳児期~幼少期に養父母に引き取られる。養父母の実子である義弟とは八歳差
別に狙って書いたわけでは無いのですが、ここまで偏りがあるという事は、何か深層心理的な所にあるのかもしれません。いや全く解らないですしちょっとした話ですが、気付いた事なので書きました。
追記:拙作の世界観では、後天的に妖怪化する個体が一定数いるので、彼らを保護・監督するという意味合いでも、養子縁組が頻繁に行われているのではないかと思われます。