• 現代ファンタジー
  • ホラー

半妖について

 朝から半妖談議で盛り上がったので、自作での半妖の設定について少し記述します。
 下記の内容は、九尾シリーズ及び他の作品群でのお話です。

・妖怪と人間の交配によって誕生した個体、およびその子孫を半妖という。妖力霊力の関係で、人間父×妖怪母の組み合わせが現在は多い。但し、数百年前までは妖怪父×人間母の組み合わせもあったと考えられる。
⇒鬼、人由来天狗などの人由来・人に近い種族ならば、現在でもまれに妖怪父×人間母の組み合わせで半妖が誕生するかもしれない。
・先天性妖怪の妖力は父母から継承されるので、第一世代の半妖でも妖力が少ない場合も多い。
⇒「妖怪としては劣っているが、人間としてはかなり優秀」な個体となるため、人間として育てられる事が多い。
 人間と交配し続けた場合、第三世代・第四世代ほどでは妖怪が先祖にいる事も知らないかもしれない。
・半妖でも繁殖能力はある。但し男の半妖は妖怪の血が濃いと人間の女性との間に仔を残す事が難しい。逆に女の半妖は、人間の血が濃いと妖怪の男との間に仔を残すのが難しい。
 それ以前に、人間/妖怪を繁殖相手と見做さない可能性もある。
⇒九尾シリーズ第三部・第四部参照のこと。
・ 血の薄い半妖の間から、先祖返りして妖怪の血が濃い個体が誕生する事もある。
・半妖は両親の特性を受け継ぐため、妖狐の半妖であればキツネとヒトの混じり合った姿で誕生する。
⇒出生時の嬰児の大きさも相応になると思われる。
 となると、母親が妖力の少ない妖狐である場合、半妖の仔を生むのは命がけになる・そもそも胎児が育たない可能性もある。
 源吾郎兄貴はその辺で死ぬほど悩みそう(小並感)

参考:生まれたばかりの赤ん坊の大きさ
ヒト:平均3000グラム
イヌ(シェパード):300~500グラム
キツネ(アカギツネ):50~150グラム

 流石に半妖なので「人並」の大きさの赤ん坊が生まれる訳ではありませんが……

2件のコメント

  •  源吾郎兄貴の暮らしは苦難に塗れているから仕方ないね。
     しかも彼の脳裏には先祖の呪い(金毛九尾が妊婦を殺したために、子孫と良好な関係を作れない・わが子を手放さねばならない)がちらついているので、尚更悩みは増幅しそうです。その事だけで源吾郎君は二キロくらい痩せるんじゃあないですかね。

     この辺はナチュラルに、大型犬×小型犬の組み合わせは危険、という所から派生しました。
     更に裏設定として、代を重ねた獣妖怪よりも、後天的な妖怪の方が、多胎児を出産する傾向にあるという事もありますし……まぁ、母親の妖力が増えれば、通常よりも大きな仔を妊娠・出産できるかなとフワッと思っている訳でして……

     ちなみに米田さんは本編で13キロ程度、外伝では15~20キロのイメージです。キツネとしては巨大ですが、大きめの柴犬~中型犬サイズです。
  •  狐の仔別れは実はあんまり意識していませんでした。
     むしろ因果応報からは逃れらないと言った感じで「金毛九尾とその子孫は、子供たちに絡む呪いが降りかかる」とした次第です。
     実は金毛九尾には白銀御前(源吾郎君の祖母)以外にも異父兄姉がいるのですが、彼らとも金毛九尾は仲違いする・仔が幼い頃に手放さねばならなかった感じです。

     通常の狐は5キロ程度なのに、1~3キロの仔(しかも複数)を妊娠できるか、という問題なんですよね。キーウイという鳥はその身体に比して巨大な卵を産むようですが、種族としてそのように進化しているからこその事ですし。
     何かこの案件は源吾郎君がめちゃくちゃ悩んでいる一方で、米田さんは「どうにかなるでしょ」って思ってそうなんですよね。その面でも彼女はイケメンだった……
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する