皆様こんにちは、斑猫です。
そろそろ恒例行事と化したプチ解説ですね。
結構マニアックな話ですが、だからこそ書くのが楽しいという所です。
・三昧真火:封神演義・西遊記で記されている焔の術。封神演義では姜子牙がこれを用い、捕らえた王貴人(王鳳来)の琵琶精としての本性を露わにさせた。普通の焔と違い、色々な物を焼き尽くすとか。
西遊記では牛魔王の息子である紅孩児が使っており、三昧真火は特に姜子牙の専売特許ではない……しかし九尾の子孫である島崎君が真っ先に姜子牙を連想したのも致し方ない話でもある。
・四不像:ルビはシフゾウであるが、スープーシャンとも。
封神演義に登場する幻獣であり、姜子牙の騎獣。牛・馬・鹿・ロバの特徴を併せ持つ。特に攻撃力は無いが、スピード重視の騎獣だったと思われる(うろ覚え)場合によっては人語を解するともされる。
・雷公鞭:安能務版およびこれを参考にした封神演義にて申公豹という仙人が持つとされる宝貝。曰く瞬時に形あるものを消滅させ、影や魂まで消してしまう。えげつない威力のブツである。
但し、この雷公鞭の記述は安能版に見られるものであり、本来の封神演義にある記載ではない。島崎君が「後付け」と指摘したのもその点を踏まえての事である。
なお、安能版での申公豹のキャラクター性は原作と異なるのでやはり要注意。
やっぱり趣味の封神演義物を絡めるのは楽しいです。