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半妖についての疑問

 皆様こんばんは、斑猫です。
 創作論で度々取り上げた話ですが、商業誌に登場する半妖って「妖怪父×人間母」の組み合わせが結構多いように感じます。
 商業誌ではありませんが、ウェブ小説もそう言う傾向がやや強い気がします。
※もちろんすべてがそうという訳ではありませんが……

 メイン連載「九尾の末裔~」は、妖狐の要素は母方です。母が半妖で母の母(祖母)が純血の妖狐です。この組み合わせは妖狐は女性的なイメージがあるから……というのもありますが、「妖怪父×人間母」の組み合わせが多い半妖ものへの自分なりのカウンターだったりします。

 半妖について何かご意見がありましたらコメントお願いいたします。

11件のコメント

  •  横から失礼します(タイミングが良かったので)。

     子供の見た目が妖怪寄りか、人間寄りかで、ちょっと分かれるかもですね。

     人間っぽい子供が産まれる場合、人間っぽいお母さんから産まれた方が、なんかしっくりきます。
     逆に妖怪っぽい子供が人間のお腹から産まれると……。

     妖狐みたいな人に化けられるカンジだと、どっちでも違和感はないですね。

     
  • Y.T様
     ご無沙汰しております。コメントありがとうございます。
     確かに見た目という要素もありますね。商業誌の半妖たちはやや人間に似た姿だったかもです。
     あと興味深い事例では、「半妖は能力は母親に似・容姿は父親に似る」という法則のある児童書もございました。
     あと価値観的なものもあるかもしれませんね。半妖の話って、人間的な理性を持ちつつも妖怪の本能に苦しむ……みたいな話も多いですし。その場合、人間から生まれて人間に育てられたからという話に繋がりやすいですものね。

     ちなみに拙作の源吾郎君の場合ですと、見た目は人間(父)の影響が濃いですね。但し身体的特徴(瞳の形)や見えない部分は妖狐の影響が大きかったりするので複雑です。
     兄姉たちは母や母の親族(妖狐)の容貌を受け継ぎつつも、人間の特徴が濃い感じですからね……
  •  どの資料を参考にするのかでもけっこう違うのかもですね。

     妖怪のお母さんから人間っぽい子供が産まれても気にならないのはなんででしょう?
  •  妖怪の母親から人間みたいな子供が生まれる件ですか。
     恐らくは人間と結婚する妖怪ならば人間に化身できるからとか、その辺りが理由かなと思います。
     
     ちなみに伝承では妖怪父×人間母、妖怪母×人間父のどちらもあるんですよね。有名どころは狐女房や羽衣天女などでしょうか。
  •  なるほど。
     人間に化けて結婚するからですか。

     そしてやっぱり、両方ともあるんですね。見た目だけじゃなくて能力とかも絡めると、爺ちゃん婆ちゃんでも色んな事ができそうですね。
  •  すいません。深掘りしちゃいました。
     デワデワ。
  •  ありがとうございました。
     そうですね、やっぱり色々と考えると面白いです。
     実は源吾郎君も単純に「見た目が父、能力が母由来」とも言い切れないです。叔父(母の弟)や祖父(母の父・人間)に似ている要素もあるでしょうから。隔世遺伝という物も世間ではありますからね。

     あと個人的に、叔父と甥・叔母と姪みたいな「斜めの関係」が好きで、そう言った関係性を物語に織り込んでますね。
     源吾郎君が兄のように慕う叔父がおりますし、彼のライバル枠になった雷獣君は、それこそ訳あって叔父(父の弟)に引き取られている事になってますし。
  • こんにちは。
    以前、自主企画応募しました二式大型七面鳥(以下、七面鳥)です。

    今回、半妖の自主企画にも応募させて頂きました(これに関し詳細は末尾に追記します)。
    半妖が父系か母系か、あまり気にしたことが無かったので、ディスカッションにちょっとイッチョ噛みさせていただきたく、口を挟ませていただく事をお許し戴きたく。

    七面鳥は、昔話にしろ「女妖怪が人の男と夫婦に成る」パターンが多いと思ってました(ユキオンナとか、天女の羽衣もそのパターンかと。鶴の恩返しは夫婦ではないですが)。
    男妖怪が人の女を、となると、言葉は悪いですが無理矢理……という話が多いイメージがあり、故にその子供は不幸な生い立ちから復讐なり何なりに能力を使う、という傾向があるような先入観もあります。いわゆるダンピール物はたいがいこのパターンじゃないかというイメージがあります。

    なお、七面鳥は、自分の作品中では、種族にもよりますが、半妖と全妖の能力差はほとんどない(例えば、化け猫や狐狸の類いは人と交わっても能力が変わらないか、場合によっては向上する、故にむしろ積極的に人と交わる)と勝手に設定している、並びに、獣人はほとんどの場合で完璧な人型をとれると設定している事もあって、自分の作品中では父系母系にこだわってなかったのだと、今気付きました。

    まあ、そもそもが、七面鳥がケモナーなので、綺麗なケモ耳女性を想定しやすいだけ、というのが最大の理由な気もしますが。

    こういう考え方は少数派な気もしますが……そういうパターンも有りかな、と思ってます。

    ※なお、応募した二作品は、この線の上にある作品で、半分人狼の娘と人間の男子のラブコメ(と思って書いてます)で、発端となる「巴御前」の方と、その後日談としての「何の取り柄もない 2.5部」の後半部分(14話以降)が繋がると言う構成なので、ちょっと繋がりがトリッキーではありますが、ご了承の上、お楽しみ頂けましたら幸いです。
    ※ぶっちゃけ、いい歳したおっさんが、少女漫画的ラブコメが書きたいだけなんです。なので、母系になりやすい、って事かも。

    以上、乱筆乱文失礼しました。
  • 初めまして、斑猫です。
     そして自主企画へのご参加有難うございます。
     母系か父系か考えない、という考えも確かにありですね。そして仰る通り、母が妖怪だと円満な結婚生活が多いのですが、父が妖怪だと……という事もあるにはあります。手許にある妖怪の本ですと、母が妖怪の場合は優れた子供になるけれど、父が妖怪だと異形の面立ちを遺した畸形になるとも書いてありますし(汗)
     拙作もちょっと特殊な例を用いておりまして、妖怪母×人間父で、種族的に獣妖怪(哺乳類)なら無条件で子供が出来るという感じですね。
     逆のパターン、妖怪父×人間母の場合は
    ・人間母が妖怪化する(子供は全妖)
    ・妖怪父が人間に近い成分を人間母に渡す(子供はほぼ人間)
     という状況でないと子供は出来ない……と言った感じで考えております。この法則は子孫の半妖たちにも一部当てはまるって感じですね。

     半妖と全妖の能力が一緒、というのも興味深いですね。
     ケモナーの方ですとまた異なったご意見がおありなので勉強になりました。
  • お目汚し、失礼しました。
    参考になり、こちらとしましても良かったです。

    そして、父母が互いの性質の一部をやりとりし合うのは、言外に契りを深めていて、良いなと思いました。

    実際に自分の子供とか見てると、父母の能力の半分半分を引き継ぐのではなく、父母の影響はあるものの本人の特徴や努力による部分が大きいな~と思うことしきりなので、七面鳥の書くものには、そういうのが反映しているのかもしれないです。
  •  斑猫です。
     こちらこそ色々とありがとうございました。
     そうですね。実は拙作の中では妖怪は上位種ではありますが、人間とさほど敵対的ではありません。強いて言うなら中立でしょうか。
     ですが諸般の事情で協力する事も珍しくありません。もしかすると種族を超えた恋愛の果てに結婚、みたいな事もあるでしょう。

     ただ、妖怪夫×人間妻の場合は、上述の理由から子供が出来にくいので、素直に養子を貰う可能性の方が高いかな? と思っております。人間の子供か、妖怪の子供かどちらを養子にするかでまた問題が生じるわけですが。

     仰る通り、父母の能力だけではなく本人の特徴ももちろんありますよね。また、隔世遺伝の影響もあると思います。父母にに無くても祖父母(父母の親)・おじおば(父母の兄弟姉妹)に似る事もあるでしょうし。
     実際、主人公は祖父(母の父・人間)や叔父叔母(母の弟妹)に似ている部分もあると言われております。

     また個人的には、親子や兄弟よりも叔父叔母と甥姪という斜めの関係が好みらしいのです。
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