どうも、作者です。
春先の暖かさから湿っぽさ孕む蒸し暑さへと気候が移ろいつつあるこの頃いかがお過ごしでしょうか。
それはそれとして、先日件のコンテスト結果内容が発表されましたがお読みいただいている方の中にももしかしたらコンテストに参加されていた方や期間中当該作品群の巡回をされていた方などいると思われます。
まずは、それについて労いの言葉をこうして投げかけさせていただきたいと思います。改めて皆様コンテスト期間中は本当にお疲れ様でした。
ちなむと、今回私もエッセイを一本書き上げさせていただき応募いたしましたが、無事落選という結果に落ち着きました。
自己ベストは更新できたということで、結果発表されるまでは「もしかしたら……」と一縷の望みをほんのちょっぴり期待していたわけなのですが、やはり現実と言う名の物語には甘くない展開が待ち変えていたわけでした。残念といえば残念ですが、今まで小説と向き合ってきた中で今回は過去一楽しみを概ねキープできたまま執筆を締めくくることができたと思います。
実のところ、今回投稿した作品についてですが奇しくも応募期間中に家族が急死するというまさに青天の霹靂といった衝撃っぷりの勢いそのままに書き上げたものであるのが概ねであります。なのでプロットというプロットはなくすべて頭の中で焼き付いた印象的な場面や咄嗟の思いつきを即興で練り合わせてそれっぽく形作ったというのが、当作品の正味な話なわけです。
そのため、今になって読み返すとところどころ文章の繋がりや時間軸の経過も行き当たりばったりであるなどおかしい所ばかりが目につくのです。
自分で読むだけでも違和感を覚えるというのに、不特定多数の作品を読んでいただけた方達ときたら尚のことだろうと考えると面目次第もございません。
とはいえ、今回拙作に対して接していただいてくれた読者様様には感謝しかなく、フォロー、ブックマーク、応援コメントにレビュー。そして単純な閲覧数についてもその一つ一つ全てが作者の中でかけがえのない大切な思い出としてWeb上に永遠に刻まれているという事実が、大変喜ばしく望外の産物に他なりません。
まだまだ未熟者ではありますが、ここにて小説を書き始めたことが単なる趣味の域を超えて今となってはそんな自分自身を形作る一部。「武器」としてなりつつある日々の中における執筆活動を見いだすことが出来て心の底からよかったと今まさに思っています。
また、当作品にて「家庭内の不和」も一部題材として活用させていただいた折りに、頂いたいくつかのレビューなどのコメントにて「実は自分も……」といったユーザー様からの各家庭で思い悩む気持ちを吐露されているというのが数々見受けられました。それらについて連帯の意識とはまた別に、「題材はどうであれ真摯な気持ちを作品にぶつければ自ずと同じくらいの熱量で反応は返ってくる」という発見を10年弱当サイトと付き合ってみて初めて思い知らされました。
次にまた新作に取りかかる際は、そういった熱意を絶やさず臨むということを胸に刻んで挑めたらばとも思います。
繰り返しみたいで恐縮ですが、重ね重ね今回のコンテストで当作品に接していただけた方々あるいは私自身が一方的に接させていただいた作品群や作者様方。この度は本当に携わらせていただけてありがとうございました。このような場面にて加わることが出来て、もうそのことが何より喜ばしかったです。
何度言っても伝えきれませんが最後にもう一回だけ、本当に本当にありがとうございました。