• 異世界ファンタジー

追放されたい支援職ネタ話⑥

 ついに、★100到達です! 皆さんのご支持に感謝いたします。
 フォロワーも400人を突破、応援数も同じく400を越え、なんというかようやくこの作品も『一人前』になったなあと感慨にふけっております。
 今後も毎日更新していきますので、よろしくお願いいたします。

⑥クラスについて
 この世界には『レベル』『ステータス』『クラス』『スキル』という概念が存在しますが、それを知ることができる〈鑑定〉は初代勇者だけのユニークスキルであり、再現可能な魔道具も作られていません。
 個人ごとの向き不向きや才能、特殊な技術などは認識しているものの、訓練や学習、自他の比較などでしかそれを把握できないのです。現実世界の我々と同様ですね。

 クラスは前衛職5種、後衛職5種、その他5種の計15種が存在します。
 職業と言うより才能に近く、自身の才能に後から気づくことはあっても、最初から所持していないクラスが後から目覚めることは、ほぼありません(どのみち認識できないので、そもそも把握できないのですが)。
 一人の人間が持てるクラスは三つまでで、クラスが少ないほど得られる恩恵は大きくなります。たとえばキャロラインは赤魔術師・青魔術師・黒魔術師の3クラスを持つ一方、マルグリットは白魔術師の1クラスしか持っていませんが、白魔術に限った能力はキャロラインを大きく上回ります。
※とはいえキャロラインは二つの称号を持つ特異な存在なので、そう単純に比べられるものでもないのですが。
 各クラスの概説は以下のとおりです。

▼前衛職
聖騎士《パラディン》:重武装によって味方を守護する戦士であり、指揮能力も卓越する。
秘剣士《サムライ》:俊敏さと手数で敵を圧倒する戦士で、特に対人戦で力を発揮する。
荒事士《ヴァイキング》:一撃の重さと勢いに抜きん出た攻撃的な戦士で、破壊力は群を抜く。
拳闘士《モンク》:格闘の専門家であり、気の力で肉体を強化したり癒したりできる。
擲弾士《グレナディア》:中距離からの投撃を得意とし、武器の力を引き出す技術を持つ。

▼後衛職
赤魔術師《ウォーロック》:炎や大地を操る破壊的な術の使い手で、圧倒的な殲滅力を誇る。
青魔術師《エンチャンター》:魔力と天空を操る華麗な術の使い手で、感知と応用力に優れる。
白魔術師《ソーマタージ》:治癒や浄化などの術の使い手で、祈願者としての面が強い。
黒魔術師《ネクロマンサー》:悪魔や死霊などを操る術の使い手で、倫理観に乏しい面がある。
金魔術師《アルケミスト》:物質や空間を解析し変性させる術の使い手で、科学者気質を有す。

▼その他
隠密《バーグラー》:探索や潜入の専門家にして、奇襲や早業などの術に長けた暗殺者。
狩人《ハンター》:野外行動の達人で狩りの名手、獲物の弱点を突くことに熟達する。
道化《ジェスター》:歌や踊り、話術や手品によって、味方を支援し敵を惑わす芸人。
馴手《ライダー》:動物や魔物を飼い慣らし乗りこなし使役する、騎手にして調教師。
巫覡《オラクル》:神霊や精霊と交歓する呪術師で、味方を鼓舞し未来を先読みする。

 なお『2-6 眺望』にて馴手のルビが『テイマー』になっていましたが、ライダーの誤りでした。すでに訂正済みです。

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