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貨幣博物館に行ってきました(゚ω゚)

……羽代の藩札がいよいよ主人公(?)になるこのタイミングで、日本銀行に付設されている貨幣博物館(https://www.imes.boj.or.jp/cm/)に行ってきました。捻挫さえなければもっと早く行っている筈だったのです。皆さん、コロナもですが、捻挫にも気を付けてくださいね、ほんと!

さて、貨幣博物館では見知らぬ小学生男児と並んで日本銀行謹製学習動画を見たり、藩札を刷ってみたりと、お金って大事だね!と良く分かる興味深い展示でいろいろと学ぶことができました。

何が大事かって、その紙幣の価値を保障する機関が大事。藩主だったり、政府だったり。

明治政府はなんだかんだで紙幣を安定して供給する金融機関の設立に10年以上かかっているのですが、その間、明治政府が乱発した紙幣と江戸時代の貨幣や藩札、そして貿易に使われる洋銀が国内でしっちゃかめっちゃかだったようです。

明治維新に至る前の幕末の藩札も、国守(藩主)が権力を維持しているところはともかく、封建体制が綻びているところは国の名前(ex.遠州羽代)に商店の名前を付して、その商店の信用で紙幣を流通させていたという例もあったということです。

三井や鴻池という大商人は藩札の保証人になっていて、彼らが保証した藩札は藩の外でも使えたというから、う~ん、商品券、かな?今でいう。私はVISAのギフトカードが好きですね(゚ω゚)←聞いていない

決まった品物としか交換しない藩札もあり、それは藩の専売品の取引に主に使われていました。羽代藩はこの様式をベースにしています。こっちは今でいう所の図書券(図書カード)が近いかな?図書券は、書籍としか交換できない"紙幣"ですよね。

羽代藩では、藩が農民から茶と綿花を藩札で買い取って、農民はその藩札で物を買ったり年貢に転換することができる、という体制が、『風浪』以降、弘紀によって整備されつつある感じです。

……明治維新までに整備を完了させなければならんので、頑張れ(゚ω゚)←作者がな

19歳の羽代の当主、朝永讃岐守弘紀が幕末維新期の地方藩を切り盛りする「千鳥シリーズ」、最新作「翠雨の水紋」(https://kakuyomu.jp/works/1177354054934988614)で今回のカクヨムコンにエントリーしています!

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