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ヒラク家系図3

キルリナとザカイロはセーカの民。

キルリナの娘たちは聖地の外は知らず、セーカの男を迎え入れて妊娠。

キルリナの娘とかつてのセーカの老主との間には男児も二人生まれているが、生まれた瞬間命を絶たれている。これは、母キルリナの死後、キルリナの娘が母に重ねたプレーナを妄信し、唯一のプレーナの娘が代替わりでプレーナを継承するという信仰を生み出したからである。

その娘は、セーカからプレーナへと旅立った娘を追ってきた青年を聖地に迎え入れ、妊娠する。そして生まれたのがヒラクの母親とヴェルダの御使いで、双子の姉妹だった。

そして狂信的なキルリナの娘により、双子の妹は聖地を追放されることになり、後継者とされたヒラクの母を聖地に残し、双子の母も追放される娘と共に聖地を去る。

ヒラクの母は遊牧民に拾われ、ヴェルダの御使いとなり、祖父であるザカイロにキルリナの化身であるプレーナの水を小瓶に入れて渡そうとするが、それは自分の父である当時の老主により阻まれる。

後にヒラクがセーカに現れるまで、その小瓶は封印されていた。

聖地追放の10年後、双子の母は息を引き取る。その後を継ぎ、双子の妹が15歳でヴェルダの御使いとなる。

そして双子の姉はイルシカの子を妊娠する。
イルシカはアノイ族であり異民族だった。
セーカの民以外の血が入った子ども、それがヒラクである。

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