『魔物から助けた弟子が美女剣士になって帰って来た話』より。
『太陽の民』。女。一人称“ディーヤ”。
夜の国『ナイトパレス』に隣接する『太陽の大地』に住まう先住民。
日光下で生きる事を日常とする『太陽の民』と呼ばれる種族であり“巫女”を守護する『三陽士』の一人。
与えられた名は【極光剣】。“巫女”より与えられる『恩寵』に適応した故に任命された。
能力は高くとも精神は年相応に未熟であり、感情に任せて後先考えずに走り出す事もしばしば。
現在は攫われた弟のクシを探して『ナイトパレス』へ向かっていた所で、食料が尽き、ローハンの馬車に食料が大量にあった為に盗み食いしていた所で接触を果たす。
なんやかんやでローハンたちと共に『ナイトパレス』の首都へ向かう事になる。
※一言
腹ペコ褐色美少女のディーヤです。
彼女はどっかで出そうと思っていた褐色キャラでした。
『太陽の民』は“巫女”の導きによって高い身体能力と長い寿命を持ち、太陽の光の下で生活している事から肌は褐色になり、髪の毛は灰色になります。
彼らには夜の概念が無く、戦闘する時は『戦化粧』と獣の頭骨を加工した『戦面(クシャトリラ)』を装備する事で一人で戦士100人分の戦闘力を発揮します。
“強靭な戦士”に加えて夜の無い『太陽の大地』には他が侵略する事が難しく、長い間平和に暮らしていたのですが、過去にやって来た『吸血族』とは古い盟約にて互いに不可侵とすることで関係を維持していました。しかし、ブラットが王位に就いた事でその関係が傾き始め、確執が生まれています。
彼女は『太陽の民』の中でも最強の三人の内の一人でありますが、基本はポンコツです。
戦死した両親の代わりに故郷の大人たち全員に育てられ、『恩寵』に適応した事から『三陽士』になり立場的には巫女の次に偉いのですが、皆からは相変わらずの子供扱いに、ムキー! と怒ってます。弟のクシの事は両親が戦死した事からも二人きりの家族として誰よりも大切にしています。
その為、他の者の制止を振り切って『ナイトパレス』へ向かいました。
本編↓
https://kakuyomu.jp/works/16817330652583551341/episodes/16817330652583558457