『魔物から助けた弟子が美女剣士になって帰って来た話』より。
女性。一人称“私”。
ゼウスの率いるクラン『星の探索者』のメンバーの一人。
タイプは魔法剣士。生まれつき盲目であるが比肩する者を見つけることが難しい程の実力を持つ。
クールで現実的な考えを持ち、目が見えない故に人の動向を察するのが得意。
クラン内では姉の様な立ち位置でメンバーに接しており、全員から頼られている。
【星の探索者】へ弟のクロウと共に加入した最初のメンバー。ローハンにナンパされたのがキッカケ。
元は『ターミナル』に置き去りにされた捨て子で、幼いクロウを抱えていた。
シルバーファング(【武神王】の一番弟子)に拾われてそのまま戦えるように育てられ、成人(17歳)の頃に『剣王会』に所属。数年で『水剣』と『盲剣』の二部門で一席として籍を置く。
第三次千年戦争にて、民間人の避難護衛依頼を受けて後方支援にて参戦。犠牲を出さずに完遂し、【水面剣士】として名が売れる。
その後、世界を見たいと言う弟の希望もあり二人で旅をする事に。(シルバーファングは俺も行くと言ったが、ファング様が来ると旅にならない、とクロエに断られた)
その旅の最中で街に居た所をローハンにナンパされてゼウスと知り合った。
二人が立ち上げている『星の探索者』へ弟が入ると言い出したので自身も『剣王会』を抜けて『星の探索者』へ入る。(シルバーファングは渋ってた)
盲目であるステータスを他にはない特徴として機能させている。
『水魔法』と『音魔法』を併用することで盲目と言う欠点を逆に優位点とするほどに高い戦闘力を持ち、最強クラスの剣士として度々名が上る。
己のボディイメージを明確にするために、あまりヒラヒラした服は好まない。
ゼウスの事は“弟が慕う先生”と言う目で見ていた。
ローハンとは出会いが最悪だったこともあり距離を置いていたが冒険する最中、多くの難敵に対して互いに背中を合わせる度に信頼し、弱音を打ち明ける程に親密になる。
その為、ゼウスよりもローハンの事を信頼しており、背中を預ける以上の感情を抱く。
ローハンがいずれクランを去る事を聞いており、その時に一緒に着いて行く事を約束していたが、弟の死によって『霊剣ガラット』をめぐって対立。
結果として共に歩く道は違える事になった。
※一言
美女盲目剣士枠のクロエです。
『星の探索者』のメンバーは全員が他には替えの利かない一芸に特化した面子しようと思ってクロエには盲目設定をつけました。
目が見えない事はアドバンテージに捉えており、敵が侮る、昼夜関係なく動ける、など普通の剣士よりも変則的に動けます。
中でも『水魔法』と『音魔法』を極めており、ローハンでも思いつかないような使い方をして、見た目以上の搦め手を持っています。
ちなみに自分が美人である事は理解しており(鏡の前で声を出して反響する音から自分の顔つきも分かる)、ソレも武器にしています。
ローハンとは『霊剣ガラット』や弟の事もあって現在では距離を置いていますが、全てに整理がつけば昔の約束を果たしても良いとも考えています。
ちなみに『ターミナル』では、クロエの事を狙ってる者が多数存在して居ましたが、シルバーファングが彼女を娘として溺愛しており、手が出せなかった背景があります。
シルバーファングはクロウを護れず、クロエを泣かしたローハンを次に『ターミナル』に来た時に殺そうと考えています。
↓本編
https://kakuyomu.jp/works/16817330652583551341/episodes/16817330652583558457