『魔物から助けた弟子が美女剣士になって帰って来た話』より。
200歳以上。エルフ。女性。一人称“あたし”。
ゼウスが率いるクラン『星の探索者』のメンバーの一人。
主に、偵察や、索敵、中、遠距離の攻撃を担当し、古代兵器である『銃器』の扱いに長ける。
元はエルフ勢力の殺し屋であり、【魔弾】の異名はターゲットに恐怖を与えた。
弾丸は自分で精製しているものの、魔法付与できる専用武器『エリア・マテリアルライフル』は弾数の制限があった。
後にゼウスとボルックの協力を得て、その弾丸も精製できるようになる。
得意魔法は気配を断つ『消命』や『付与魔法』全般。弾丸を介して間接的に付与も出来る。特に『消命』は狙撃では重宝し、更に己の隠密技術から夜の森の中に潜むサリアはあらゆる索敵に引っかからない。
産まれた時からゼウスを殺す道具として育てられ、ソレ以外の存在価値はないと刷り込まれて生きていた。
その為、ゼウス殺害の任を受けた時に、殺せても殺せなくても最後には死ぬつもりだった。しかし、『星の探索者』(当時は、ゼウス、ローハン、クロエ、クロウの四人)に囚われた際にメンバーから人の様に扱われた事で、初めて生きる事の意味を見出す。
その後、自らエルフたちの元へ戻り、ゼウスは殺せなかったと報告。その場で処分されそうになったが、駆け付けた『星の探索者』に助けられ、名実ともに“家族”となった。
※一言
近代兵器を主武器とする系エルフのサリアです。
彼女は年齢的には『星の探索者』では二番目に長寿です(一番はゼウス)。加入時期はクロエとクロウの後。
ゼウスを殺そうとした際に、ローハンとクロエに捕まりました。
ゼウスを殺す事しか教わらなかった為に、『星の探索者』に入るまでは銃を整備する以外の事は何も知りませんでした。
両親は生まれた時から他界しています。しかし、実際にはゼウスを殺す道具にする為、エルフに謀殺されました。両親の事は覚えてないので感情的にはなりません。
自分を受け入れてくれたゼウスの事は母親、ローハンやクロエの事は兄姉、クロウの事は弟の様に見て、家族の様に思っています。
故に、クロウが死んだ時には構わずに脱退するローハンの考えを理解できず、強く当たっています(元々、昔からゼウスが何かと可愛がるローハンには嫉妬していましたが)。
スメラギの事は、うるさいヤツ。
ボルックの事は、相談相手。
レイモンドの事は、しっかりした弟。
カイルの事は、目の離せない妹。
と言う形で『星の探索者』での生活と人間関係は彼女の人生観を広げる出会いとして掛け替えのないモノとして過ごしています。
プロポーションは平凡。別に好きな異性も居ないので気にしていませんが、入浴する際にクロエやカイルを見た時に、自分は年齢の割に……と乙女な悩みもあったりします。
本編↓
https://kakuyomu.jp/works/16817330652583551341/episodes/16817330652583558457