西フロイデ

第三部　間章（２８・２９話）
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886413459/episodes/1177354054886835213
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886413459/episodes/1177354054886835229
応援やコメント、ありがとうございます。

・ミヤミの真顔の告白「好き好き大好き超愛してる」は舞城王太郎さんの『好き好き大好き超愛してる。』から。発売当時面白く読んだ記憶があるのですがこれを書いているいま思いだそうとしてもなにひとつ思いだせない。でもタイトルだけすごく頭に残ってる。

・ほかにも元ネタ・引用・参考がけっこうあるので、一部からまとめてどこかには載せないといけないと思ってます。ひとまず、思いついたところで、話の長い妖精王のキノコと冬虫夏草の話は以下を参考にさせていただきました。

〇「ウイルスはどうやって感染する？　宿主を死にいたらしめる寄生虫の恐怖」
https://logmi.jp/72543
〇「恐怖の昆虫寄生菌発見！アリをゾンビ化、誘導、固定、最後は正午に毒殺！」
http://sciencejournal.livedoor.biz/archives/3199595.html

【裏話】３．竜と動物のこと
　最新話まで読んでいただくとわかるように、作品世界はうっすらSF風味です。第一部でイオが黒竜のことを「エルフ打ち破りたる原初の戦士」と言っていたり、第二部でレーデルルがしゃべっているとりとめのない話（とデイとリアが思っているもの）、雪山でフィルが暗唱した創世神話などが伏線になります。
　そういうわけで、この世界にはある種の哺乳類がおらず、多くの動物が竜から進化したと考えられている、という設定になっています。
　でもこの設定は失敗でした。地の文中に猫ナシはまぁ、何とかなるものの、犬ナシは慣用句的にキツい。「猟犬のように駆りたてて」「裏切り者の犬」など、結局使ってしまっています。もともとは、食用肉もすべて竜だったんだけど、これも山羊やらラムやら出してしまっている。無念。