北方都督府にリトールの手引きで潜入するヨルデリア一行。番兵達を次々ぶちのめし、ついにザルバ・バルシャンと相対する。ヨルデリア:さあ、お前が何を企んでいたのか、洗いざらい白状して貰おう。ザルバ:クッ、よりにもよって『黒牙のヨルデリア』が来るとは…!ヨルデリア:貴様は北方都督府統治下の人々に異常な重税を課したのみならず、人身売買までも行った。何故太守ともあろう人間がこのような非道な真似をしたのだ?ザルバ:……。ヨルデリア:答えないか。ならば答えさせるだけだ。ザルバ:…そうだ!俺は力が欲しかったんだよ!誰にも頭を下げなくても良い力が!あんなアホ面のガキを皇帝と崇めて生きるなんてもう真っ平だったんだ!ヨルデリア:その発言は不敬罪に相当する。貴様に与えられる罰はもはや極刑以外の何ものでもない。ザルバ:ギャハハハハハハハハ!!!!!!もう遅い!もう手遅れだぞ黒牙!―――『姫』よ!俺は貴女に全部を捧げたぞ!金!命!情報!俺の持っていた何もかもをだ!だから俺に力をくれ!ザルバ・バルシャンの変身。化物に変わる。驚く四人。ヨルデリア:人間が魔物になるだと!?ザルバ改:ギャハハハハハハハハ!!!!!!チカラガアフレテトマランゾ!!!!オレハコレデジユウキママニイキルノダ!!!!ザルバ改と四人のバトル。ザルバ改を撃破する。ザルバ改:ア、レ…チカラガ…ジユウガ…キエテ……。ザルバ改は砂と化してしまう。そこにリトールの子分が駆け込んできて、絶叫。子分:親分、大変だ!牢屋の中に子供達が一人もいなかった!金庫の中の金も無かった!俺達一歩遅かったんだ!リトール:畜生!ハルーン:『姫』…。ヨルデリア:…急ぎ陛下にお知らせせねば。恐ろしい予感がする。リトール:俺はアンタに付いていくぜ、リール騎士団団長さんよ!この俺が下手打ったんだ。汚名をそそぐまで俺は義賊を名乗っちゃならねえ!タイガス:私も付いて行ってやるのである!兄上や陛下に特別に貴様を会わせてやるのである。ハルーン:…僕も。ヨルデリアと三週間の契約を結んだしね。で四人は船に乗って海を渡り、帝都カンナヴァリスを目指す。