ついにラナス大森林にまでもゾアンゾンビが侵入してきました。
我らがダブル主人公(仮)の片割れ、ハゲ頭の吸血鬼ハミルトン男爵は恐るべき怪物5頭を相手に丁々発止の大立ち回りの末、これらを撃退しました。(誇張表現あり)
侵入者の正体が謎の美人ネクロマンサーの手になる怪物、新型アンデッド“ゾアンゾンビ”だとわかったのです☆
強烈な衝撃でした。
それはかつて第一次世界大戦で投入されたマークⅠ戦車くらい人々にショックを与えたのです☆
膠着状態の塹壕戦で誰もが縮こまっていたところへ巨大な鉄の塊が侵入してきたら、そりゃ、兵士もびっくり仰天、一目散で逃げ出しますわwwww
新兵器の登場は常に華々しいものなのです。
「死体を原材料に増殖する」というアーキテクチャはゾンビ工学の一大転換点であり、死体がつきものの戦場での有用性は火を見るよりも明らか。
軍用ゾンビ業界に革命を起こして、くだんのネクロマンサーは国際的な称賛をほしいままにし、フランケンシュタイン死体有効利用賞の受賞も確実と思われ……
……そうになりましたが、戦場が壊滅してしまいました\(^o^)/
ゾアンゾンビはアリエノールの町を滅ぼしつつ、周辺へ拡散。
破滅の輪を広げようとしています。
「戦友の死体は皆ゾンビだ! 世界に広げよう、破滅の輪☆」
さぁ、幻獣達も大騒ぎです。
のほほんと星型二重正四面体の外接球の半径を求めていられなくなってしまいました(>_<)
(おまいはほんとにそれを求めたいのか?)
(うん、ちょっと知りたい。だって気になるんだもん)
さぁ、どうなってしまうのでしょう?
お楽しみください。
キャラクター紹介&世界観はこちら〜>
https://kakuyomu.jp/works/16816700426749852718-------------------------------------------------------------------------
ここまで読んでいただきありがとうございます♪
物語の視点はラナス大森林、つまり、幻獣の側に移りました。
さしものモンスター達もゾアンゾンビの乱から全く無関係でいることはできません。
何しろ隣で起きた事件ですからwww
幻獣もゾアンゾンビも人類の敵っちゃー敵ですが…ゾアンゾンビの方が遥かに危険ですね。
本人達が人類絶滅を掲げてますし、何より個々の個体がそのために邁進している。
1頭1頭が人類絶対殺すマンなんですぉwwww
そして、読者の諸姉諸兄もお気づきになられたかもしれませんが……
「何と! 幾何級数的に増大している!?」
……この表現、完璧に前時代的です\(^o^)/
現在の学校カリキュラムだと“等比級数的”が正しいんですよね〜
でも、小生はこちら“幾何級数的”って表現の方が好き♪
理由:単純に読み慣れているから。
それこそコナン・ドイル卿の『失われた世界』やエドガー・ライス・バロウズの『火星のプリンセス』の頃からここぞという場面で登場する「幾何級数的に増大している!」が印象的でして☆
その後のE.E.スミスの『レンズマン』やエドモンド・ハミルトンの『キャプテン・フューチャー』でもしばしば見られましたっけ。
確かに現代の学校カリキュラムでは“算術級数”や“幾何級数”という表現が“等差級数”と“等比級数”にあらためられましたが…文学上の表現としては馴染みが薄い。
それに最近は“指数関数的に”という表現の方が散見されますしね(^_^;)
じゃあ、そっちにしろって話なんですが、小生は“幾何級数的に”って表現の方が好きなのでこっちにしちゃいましたwww
数学的によりアグレッシブにするなら階乗を連続関数に仕立て上げた上に複素関数にまで拡張した「“Γ関数”的に増大している!」ってゆー方がより面白いし正確だし、強烈なんですが!!!
うん、Γ関数的に増大したら地球が吹っ飛ぶwwww
そこまでいくともうわけがわからない\(^o^)/
そして、森で最強のモンスター、水竜ガルグイユがついに立ち上がりました☆
1ページで沈みましたがwwww
ゾンビは死んでるのでこれ以上は死なない。
実に魅力的な仕様ですね(^o^)
さて、そういうわけで次回は『追い詰められた人々の運命や如何に!? 一方その頃、暁光帝は「どんな地図も4色で塗り分けられるのはなぜか?」と詰問されていますね。』です。
請う、ご期待!