冒険者とその家族達は我らが主人公(仮)イレーヌの女中さん達のおかげで無事、海上へ避難することができました。
でも、冒険者以外の住民達は?
それは領主の仕事です(^_^;)
ネクロマンサーを忌避する住民もいますし、そんな連中まで面倒見きれませんにょwww
そして、住民を守るべき領主ミシェル・ロシュフォオールwww
こいつは無実の乙女に濡れ衣を着せて謀殺するような卑怯者ですが、どうやら目覚めたようです。
Get Woke,Go Broke!!
いえいえ、目覚めたのはポリコレ的な“多様性”ではなく領主としての自覚です(^_^;)
ペレネー領の領主なんだからもっと早くに目覚めろって?
ごもっとも(汗)
あぁ、暁光帝ですか?
もう最初から多様性に目覚めまくってますよ。
最近は超好酸細菌や超好熱古細菌がお気に入りで単離培養にも手を出していますぉ☆
後、鉄酸化細菌や硫酸還元古細菌なんかの極限環境生物も大好きです。
メタノピュルス・カンドレリにご執心♪
人間?
あぁ、人間は汎存種なので……
いやいや、ヤベェ龍に目をつけられなくてよかったですね(^o^)
お楽しみください。
キャラクター紹介&世界観はこちら〜>
https://kakuyomu.jp/works/16816700426749852718-------------------------------------------------------------------------
ここまで読んでいただきありがとうございます♪
ミシェル・ロシュフォール辺境伯が本格的に活動を開始しました(^_^;)
下手の考え休むに似たり…なのかもしれませんが、まぁ、がんばってます。
こいつも頑張らない方がいい口かもしれません。
あぁ、その点については我らが暁光帝と一緒ですねwwwww
そして、ここから仇敵ミシェル・ロシュフォールへの復讐が始まります♪
えっ、イレーヌの復讐は終わったはずだって?
ええ、イレーヌの分は終わりましたよ。
でも、彼の分が残っています。
彼の恨みは深いんですよ〜〜
男の嫉妬は女性の1万倍に相当する!!
憶えておきましょう(^_^;)
ミシェル・ロシュフォール辺境伯は前のお話でずいぶん潔い心意気を見せましたが。
実は性根が腐っています\(^o^)/
卑怯者ですからね。
ならばどうして命を差し出してまでアリエノール住民を救おうとしたのか。
立派な心意気ではないか、潔いではないかとお思いでしょう。
でも、何しろこちらは中世のお話です。
感覚が現代日本とはだいぶ違います。
それはズバリ宗教。
感覚的に物凄く盲目的な信仰なんですよね。
それも単純な祖霊崇拝。
死んだら天国へ迎えられて父母や祖父母に歓迎されるってゆー感じの。
あぁ、これってほぼ世界中でこんな感じですわ。
そもそも宗教って過去に大活躍した英雄の子孫が祖先の偉業を讃えつつ、それを祀り上げた結果であることが多いんですよね。
だから、“神様”って王様の祖先であることが多いんですわ。
んでもって、革命や侵略でその王様が排斥されて新たな王が君臨してもそれまでの宗教を取り替えるとか面倒なことはしませんから、そのまま受け継いじゃう?
そうすると……
はい。
王様の祖先でない、姻戚関係を分離された本物の“神様”の出来上がりです。
後はその神様への信仰を元に整理された教えを国境を越えて布教していけば世界宗教の出来上がりですわ\(^o^)/
ミシェル・ロシュフォールが信仰しているのはそういった世界宗教が発展する前の単純な祖霊崇拝ですね。
まぁ、信仰していると言うか、雰囲気?
はじめからそういうものだと子供の頃から刷り込まれている感じです。
もちろん、光の神ブジュッミや闇の神ゲローマーを崇拝する国境を越えた宗教も存在しますが、エレーウォン大陸そのものが基本的に多神教ですからね。
神様が実在して神界リゼルザインドから影響力を行使するならば。
人間は得られるそこから得られるご利益を目当てに信仰するのです。
だから、いくらブジュッミやゲローマーが一神教を布教しようともこっそり祖霊崇拝に戻っちゃったりwww
だから、ミシェルを筆頭にこの世界の人間達にとって死はおしまいではなく、死後の世界もずっと現実的なものでして。
それでミシェルは天国に迎えられてからの豊かな“死後の生活”を充実させたいから命だって差し出したのですぉwwww
ご安心ください。
やはりミシェルは最低のクズ野郎です\(^o^)/
う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん……正直、ちょっとした間違いだったのです。
拙著『人化♀したドラゴンが遊びに来るんだよ』は時代設定を西暦1000年の地中海沿岸をモデルに決めてしまったのです。
あ〜、インターネット小説投稿サイトのファンタジー作品、いやゆる“なろう系”をベースとする世界観“ナーロッパ”ですね、これが中世ヨーロッパをモデルにしていると聞きましたので。
中世=西暦1000年と思い込んでしまったのです\(^o^)/
まぁ、2020年に連載を初めたので……
2020÷2=1010≒1000
……と、四捨五入して「この辺りが中世だろう』と……
まぁ、思い込んでしまったのです(^_^;)
で、それから小生もずいぶんいろいろな人気作品を読んでいるうちに「あれ? これって西暦1000年じゃないっぽい?」と気づきましたぉ。
悪役令嬢モノは基本的にSFC乙女ゲーム『アンジェリーク』準拠で、それが名作『ベルサイユのばら』準拠だから18世紀ヨーロッパがモデル。
軍隊も比較的きちんと組織されていて階級と責任と権力が細かく規定されている感じ。
銃こそ登場しませんが、読んだ感じ、戦列歩兵でしょうね〜
それに悪役令嬢が活躍する応急も官僚制度が発達していてさすがは絶対王政という感じです。
そして、チート転生主人公の無双モノがファミコン『ドラゴンクエスト』準拠の世界観で、ロングソードとか、プレートアーマーとか、武器や防具の形状、そして庶民の文化の描写から考えて14〜16世紀ヨーロッパがモデル。
王様の権力が比較的弱くてもっと貴族が幅を利かせている封建社会っぽい。
両方が両方とも…全然、西暦1000年じゃないじゃん\(^o^)/
おかげで『人化♀したドラゴンが遊びに来るんだよ』の世界には“紙”も“本”もなくて代わりに“パピルス”と“巻物”ですぉwwwwww
あ、メガネとかはけっこう昔からありました。
ガラス細工を磨いて視力矯正やってたようですwww
ちなみにビキニの水着が古代エジプトの頃から存在はしていたのにはびっくりwwww
でも、建物に窓ガラスははまっていません。
街灯もないので当然、夜になると住民がことごとく寝ます\(^o^)/
油がもったいないので夜ふかしする奴はいません。
太陽が沈んだら寝ます。
めっちゃ寝ます。
夜盗?
提灯ぶら下げて商家に押し入って金目のものを奪うんですか?
満月の夜でもないと真っ暗だから目的の商家までたどり着けませんねwww
あ〜あ、やっちまったぁぁぁぁぁぁぁ〜〜
何がまずいって今さら設定を変えられません。
無理に変えたら絶対に作品内に矛盾が生じてしまう。
なしです。
絶対になし!!!
そ〜ゆ〜わけで中世ヨーロッパ社会の宗教事情を調べてみたらまだ宗教改革前だったので信仰のあり方が物凄く純朴でしたぉwwww
善人と悪人、それだって時代や地域によって変わります。
今回、当時のフランス、それも地方領主の悪行を考えるとですね〜
こ〜ゆ〜形になったわけで(^_^;)
ちなみに貨幣経済が未発達なのでカネ、カネ、カネって感じにはならないし。
ペスト禍の前なので荘園すら存在せず、教会の腐敗もあんまり悪化していませんでした。
地方領主の野望が世界征服? ありえませんwww
だって、当時の人々の意識は世界≒碧中海沿岸なんですからwww
地方領主なんて自分の領地の支配で手一杯。
偉くなるぞと他国や他の消臭の領土を奪い取って…どうするんです?
自国内なら国内を騒がせた角で責められるでしょうし、外国を侵略して得た領土には言葉も文化も違う異民族が住んでいて支配はとんでもなく苦労します。
誰が好き好んでやるものですかwwww
つまり、悪党がわかりやすい悪事を働いてくれないのです\(^o^)/
だいたい、「賄賂が悪い」って感覚すらなく、当の賄賂が羊3頭とか、ぶどう酒1樽みたいな時代ですぉwwww
貨幣経済が未発達だからカネよりも現物の方が喜ばれちゃうwww
西暦1000年のヨーロッパ、凄ぇ☆
…
……
………
なので、ゴール王国のペレネー領を支配するミシェル・ロシュフォール辺境伯の野望は!
「領主になって領地を無事に支配したら死んで天国で祖先達に歓迎されて『エライぞ〜』と頭をなでなでしてもらう」
…と、まぁ、こうなのです\(^o^)/
さて、そういうわけで次回は『一方その頃、幻獣達は世界の異変に気づきつつありました。あぁ、暁光帝はオオサルパが繁殖する環境について調べていますよ、当然ですね。』です。
請う、ご期待!