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命乞い

「まって!まだ明けないで!!」
そう慟哭んだ時にはもう遅い。
目をやれば時計の分針は330°を越えている。
「まって!?まだ阿部寛のホームページも開いてないしカメラも回してない!風呂上がりだから全裸で外にも出れない!!待って!とにかく待ってくれ2021~~~~!!!」

次に気付いたとき、私の肉体のおよそ半分以上が、既に私の物ではなくなっていた。

***

 ということで明けました。はたしてこれが本当に祝うべきことなのかどうかは分かりませんが。世間体を気にして祝っておきましょう。

 赤子が生まれることぐらいめでたさに疑問を感じざるを得ない。それが本人にとっては損かもしれないというのに…というのはここで話すことではありませんね。

めでてぇな。めでてぇな。


もう全てが爆発しろ~~~~!!!!


それではおめでとうございますという事をご挨拶申し上げます。

(写真は道端で人知れずファンタオレンジ(缶)から飛び出ていたたウインナーです。めでてぇな。)

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