• ホラー

東雅夫 編『平成怪奇小説傑作集1』読了~♪

 数年前に老人介護施設を舞台にしたドラマがあったが、そのダークVer.ともいえる(?)篠田節子「静かな黄昏の国」が興味深かった。少子高齢化に化学物質をよる国土汚染、経済不況などで没落した近未来の日本が舞台だが、現在の日本の状況を鑑みるに、ある種の〝予見性〟を感じてしまった。
 実話怪談でお馴染み〝三角屋敷〟が題材な霧島ケイ「家――魔象」 は実は再読。二十年以上前に『日本怪奇幻想紀行 六乃巻』に収録されてて、そのフィクションとノンフィクションの狭間のどっちつかずさが、ほんとゾクっとさせたのだよ。

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