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他愛もない話し

・今朝おもしろいものをみた。真っ黒なネコがとある一軒家の入り口の戸をのぞきこむようにじっとしているのを、集合住宅のうえの階からわたしはながめていた。そこに、しばらくすると真っ白なネコがやって来た。クロネコはシロネコに対して積極的に腹を見せたり尻を追いかけまわしたりしていたが、シロネコもそこまで嫌がっているふうではなかった。そのうちに戸からひとりの老爺が出てきてどこかに出かけていった。両ネコも老爺を追ってその場を去っていった。

・わたしの近所にはオオムラサキなどのツツジがとても多い。ありふれたことだろうか。よく整えられた垣をみて「ベルサイユみたい」と言っているのが聞こえたが、ベルサイユにツツジは植わっているのだろうか。

・このごろトマトをよく食べる。プチトマトやミニトマトではなく大きめのそれである。むかしは大型のトマトがすこし苦手だった。トマトの旬は春らしいが、それにしても何がそうさせるのだろう。

・ふだんは手が出ない専門店の食パンが、大幅に値下げされていたので買った。ひとくち食べると量産品(?)とのちがいは一目瞭然で、腹が減っていたこともあって一斤を一度にたいらげた。高い物には高い理由があるようである。

4件のコメント

  • 執筆お疲れ様です。

    ・老人は公園に散歩に行き、ついて来た猫たちを撫でて上げるのだろうか。餌はやらないでほしいが。

    ・でかいトマトは青臭く、ゼリーのような身も大きい。露地物なら皮は硬く、顎がつかれるほど噛み応えがある。もぎたてのトマトからは太陽の恵みと生命力を感じる気がする。

    ・パン屋のパンはうまいけど、高い。高くはないのか、安くないだけで。それにしても、食パン一斤はでかい! 

    そんな(勝手な)感想を抱きました。
  • こんにちは

    猫の様子が目に浮かびました。猫には猫の世界があるのですよね。前にネコに小さなカメラを付けて、そのネコが他のネコに挨拶したり木に登ったりするのをネコ目線で見れる動画がありました。ネコ気分を味わえました。

    子どもの頃、祖父母の畑で採れたてのトマトを食べました。美味しかったです。まさに超時空伝説研究所様の仰る、太陽の恵みと生命力を感じました。

    一斤一度!それはすごいです♪
  • 超時空伝説研究所さん

    お疲れ様てす。

    老人とネコたちは微笑ましい光景でしたが、たしかに餌やりは問題なしとせずですね。
    人情と公共の福祉の葛藤とでも申せましょうか。

    大きいトマトを青くさいと思ったことはありませんが、プチトマトからは果物っぽさを感じますね。
    顎が疲ることはなかったので、露地物ではなかっのでしょう。
    悔やまれます。
    露地物のもぎたてのトマト食べてみたいです。

    パン一斤は半斤の誤りでした。
    がっかりさせるようで申しわけありません。
    食の細さが悔やまれます。
  • 葵 春香さん

    こんにちは。

    ネコは背が低いから、地上だと視界が悪そうですね。
    きっと高所を好むだろうと思います。
    ネコは夜行性で色覚が我々と異なり嗅覚が比較を絶するほど良くて聴覚が五感のなかでもっとも優れているようで、専門家や優れたSF作家でもその世界を想像するのはおよそ不可能だろうとみえます。

    むかし、ベトナムだったかの胡瓜がびっくりするほど美味しかったとどこかで聞いたことがあります。
    採りたて新鮮の青果を味わえるのは、農家や家庭菜園をしているひとたちだけの専売特許ですね。

    パン一斤は半斤の誤りでした。
    へまで食が細くて申しわけありません。
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